2021年3月に面白かった病院経営Tweetまとめです。
年度末を迎えて、人の入れ替わりもありつつ日々の業務に対応している医療機関。病院運営の事例から、マネジメントや4月から新社会人になる方へのメッセージまで、明日からの仕事のヒントになるツイートをまとめました!
病院経営のヒント
レセ請求に漏れはないという神話
— Black Cozy Bara (@Black_Cozy_Bara) 2021年3月14日
これは顕在化した部分の話である。
からくりは
診療行為そのものの意識を現場にわかってもらうことである。
つまり、取り漏れじゃなく
やり漏れをチェックし、仕組み化するお仕事が必要です。
これが経営企画の役割でもある。
医療経営に関するお仕事って「取り漏れを防ぐ」「少ないリソースでより多くの加算体制を整える」みたいな内部整理やコスト&ロスの削減。つまり防衛戦。
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2021年2月28日
でもちょっと視野を広げると新規事業や販路拡大などの攻撃と防衛ライン統率を息するようにやってる人達だらけ。
足りてなさを痛感してます。
今回みたいな改定でも、ウチの経営会議資料だと分かりやすい。
— K Mat (@KMat74562541) 2021年3月13日
勿論、患者像が変われば変動するので、あくまで概念上の話。
③と④は薬価の中間年改定で減る。
②は③が減る分だけ増える。
(DPCの点数も係数も変わらないので、②+③の合計自体は変わらない。)
①は④が減った分だけ減る。 pic.twitter.com/O3I8tiWMol
外来会計の仕組みに関して多くの方から参考になる意見をいただきましたので、簡単ではありますがnoteにまとめました。
— 堀江惇【病院広報人】 (@hospital_prman) 2021年3月5日
無知な私に真摯にご対応くださった皆様、本当にありがとうございました。
認識違い等ありましたらご指摘いただけると幸いです。https://t.co/0y7gFtXbB2
昨年末から、平日の21時と休日にオンライン病院説明会をし続けた結果、3ヶ月で30名ぐらいの参加者があったよ。特に夜は評判がいいみたい。
— 加納 一樹@病院の人事 (@kanokun6) 2021年3月16日
78床の小規模病院としては上々かな。
参加者はそのまま7割程度が面接に繋がる。
紹介会社に頼る前に、まずはできることがあるよねhttps://t.co/6tLTYK7o9B
医療のDX化というのもなかなか言うほど簡単じゃない、組織の運営上の課題の深堀と、その課題の優先度を並べて、コストと比較をする。すごい当たり前で単純なんだけどこれをまずして、その上で組織の中長期ビジョンにその取り組みがハマるか、そこらへん踏まえ導入できると良いな。。
— 手老 航一@地域密着型多機能病院 (@kakkoiiyowamusi) 2021年3月15日
来月実施予定のセミナー資料が仕上がってきたので公開します。
— 小川 陽平 (@y_ogawa_mhg) 2021年3月25日
当初はクローズな環境で行う予定でしたが、少しでも需要があればオープンにしようと思ってます。
参加費を取るつもりはないので、興味のある方はお気軽にリプやDMください!#拡散希望
病院経営データ分析入門 https://t.co/Cq2uZmkWQe
協会けんぽからの情報ですが、今年度の医療費の総額は昨年度の90%だそうです。1割ほどは、コロナ前に過剰な受診というか、コロナ後は受診しなくなった、しなくてもよくなった割合といえそうです。
— Alphabet@病院・法人経営企画室 (@Q7eOrvVezwREwZo) 2021年3月31日
病院経営を数字で語る事務職は尊敬するが、情熱で語る事務職はもはや感激する
— ハイエイシュ (@haieishu) 2021年3月2日
医療現場に立てないからこそ、沸々と胸の内に秘める情熱を垣間見たときしびれてくる
情熱事務職の底力、恐るべし
病院運営の事例
(承前)地下鉄サリン事件の際、外来をストップして患者全員の受け入れを宣言した聖路加病院、
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) 2021年3月20日
有機リン中毒と見抜いて解毒剤PAMの投与を始めた医師、
PAMの在庫を日本中からかき集めた薬卸業者、
備蓄のPAMをすぐに提供した自衛隊。
どれが欠けても被害はもっと大きくなったはずです。
昨年作った新病院には、理事長室も院長室も机と椅子が置けるだけの空間。医師だけが使用する医局室はなく、皆と同じ総合スタッフルームで執務する。
— 石坂真一郎 @特定医療法人 研精会 (@s_ishizaka) 2021年3月22日
権威的なものは一切排除。実力と人望で一目集めて頂ければ良いと考えてます。
そしてコミュニケーションはとても取りやすいですよ。 pic.twitter.com/b4KYOMBYah
4床室です。
— 石坂真一郎 @特定医療法人 研精会 (@s_ishizaka) 2021年3月29日
各ベッドは扉を閉めると個室になります。個室的4床室。
更に、全てのベッドサイドには窓があり、太陽光を直接感じることが出来ます。
共同建築設計の知恵と経験が凝縮されています。 pic.twitter.com/UhcCYwVcqM
真面目な話、麻酔科は今後斜陽産業になると思う。
— 麻酔科ボヤッキー (@masuika_boyakki) 2021年3月12日
ゼロにはならないと思うけど。
麻酔看護師が入ってくるのは、医療経済的な意味でももはや避けられない。
今のモニターの精度、薬剤の安全性、指導医付きとはいえ研修医が普通に麻酔かけてほとんど何も起きない現状を見るとそう思わずにいられない。
病院職員が業務PC持ち帰る→家族が廃品回収に出す→ネットオークションで出回る→落札者がデータに気付いて病院に連絡・・・って、ザルすぎやせんか・・・。 https://t.co/Wc0C9AvvOO
— 難波津の蟹 (@RideRead) 2021年3月19日
棚卸し終了。
— カミヘイ腎臓&DMAT薬剤師 (@5tLWvhUe5ov9W3t) 2021年3月31日
薬局に来て、在庫管理が大変である事を知った。
前職は大学病院で卸さんが薬剤部にいて、発注、棚卸しから全部やってくれてた。
薬がなくなれば、この薬くださいと叫べば1時間以内に手元に来てた。
当たり前と思ってた。
あの時の自分をぶっ飛ばして、卸さんに頭を下げてお礼を言いたい。
オムツ対応だった利用者をトイレ誘導に変えたら褥瘡があっという間に治った
— 介護福祉士sukekiyo (@BBkakgo01) 2021年2月28日
コロナのワクチン接種って、会場設営から人員の捻出、データベースへの入力と出力、予約、薬剤の管理などなど基幹病院と自治体挙げての一大プロジェクトなんだが、これひょっとして毎年やるのかな?今年は力技で乗り切るにしても、毎年となると…
— 🥦Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣 (@SakamotoFumie) 2021年3月24日
聖路加国際病院で病棟看護師を対象に行われたアンケート調査。調査を通じて浮かび上がった「退院当日の看護業務過多」の対策に,病院を挙げて挑みました⇒
— 週刊医学界新聞 (@igakukaishinbun) 2021年3月29日
週刊医学界新聞[寄稿]退院当日の看護業務を削減するカギは,退院前日の医師の業務にあった!(森岡将大,金児玉青)https://t.co/tiwgxVP183 pic.twitter.com/1WFyq9LcSl
病院運営×IT
病院周辺領域を展開するエランやソラストの病院における顧客対応に関する新サービスはちょっと気になる
— 廣川航 (@hirokawa_style) 2021年3月20日
ソラストは業務改善がすごい会社という認識 pic.twitter.com/ymEenkZRL9
やっぱりウェブ予約ウェブ問診からの電子カルテの流れは便利ですよねぇー。
— 小迫 正実 (こさこ まさみ) (@masamikosako) 2021年3月24日
病院でもこの世界を実現したいぃー!
クラウド電子カルテで周辺システムもまとめてIT化!CLIPLAオンラインセミナー第2回”これからの時代の産婦人科クリニック”2021年2月18日開催 https://t.co/MhYShcbBMq
今日救急外来でいただいた言葉
— 救急医:園生智弘@TXP (@txpsonoo) 2021年3月24日
こんなこともできちゃうんだねーホントすごい!
現場に必要なのはAIじゃない。
救急隊のデータが電話でなくデータで飛んでくるだけで現場としては十分すぎるイノベーション
先日、救急車要請からの心マ案件な出来事があったのですが。要請したとき、応急処置についても相談させて欲しいと思った。例えば119番のテレビ電話版があったりとかして、オンラインで状況確認しながら協力できたりしないだろうか。コロナ禍で配慮も必要になる。すごく考えさせられました。。
— さわゆう🌻 (@sawa_yooou) 2021年3月21日
今日は、院内で初の試みとなったオンラインでの〝地域連携〟会でした〜自院のブランディング的な要素がメインとなりましたが、普段SHIPでやっているようなコミュケーションを地域連携の場でもできたらと思い企画してなんとか形にはなったかなと。。
— 手老 航一@地域密着型多機能病院 (@kakkoiiyowamusi) 2021年3月9日
まだまだできることがありそうだ。と、もやもや。
わかる、とても
— 志水文人@3Sunny (@shimonnzu) 2021年3月3日
PHRだと主語デカ過ぎというか、雑すぎるというか、この言葉自体一旦消去しないと前進させられないのほんとわかる
※趣旨とちがうかもだけど https://t.co/HcjdhqrfRx
マネジメント
職員満足度調査をすると、「直属の一番近い上司を信頼出来るか?」の指標が年々上昇していて、これはとても嬉しく思っている。
— 石坂真一郎 @特定医療法人 研精会 (@s_ishizaka) 2021年3月23日
現場のコミュニケーションが取れているという事だし、孤独感を感じるスタッフが減少しているという事にもなる。
現場のコミュニケーションを深める仕掛けを更に進めよう。
医療機関で良い管理職の定義は?と聞かれると下記と答える
— ハイエイシュ (@haieishu) 2021年3月26日
「人に任せられる仕事を常に列挙している人」
管理職は忙しい、任せ上手は仕事上手
自分にしかできない仕事をするのが管理職
管理職の“管理”とは部下の管理ではなく、畢竟、自分の仕事の管理のことでもある
医療機関に働く方には「上司リスト」の作成をおすすめする
— ハイエイシュ (@haieishu) 2021年3月28日
これまでに仕えた上司、現在の上司の長所・短所を並べるだけ
長所欄に並んでいる因子が将来のあなたの目指す姿のヒントになる
(長所欄が空欄の場合は転職・異動をおすすめするw)
新任マネジャーが生まれる季節。部下との関係性づくりは最初の90日が肝。人の能力に見合った割り振り、働きやすい環境づくり、ツボを褒める眼力、課題を共に修正する胆力、場を盛り上げる磁力。成果を出す管理職は、自分がエラくなった訳じゃなく、組織目標達成の段取り役であることをわきまえている。
— 黒田真行◆採用100年史から読む 人材業界の未来シナリオ (@damadama777) 2021年3月26日
4月から新社会人になる方へ
新人の頃、「看護婦さーん」ってモノ頼みに行った同期に一言「あのさあ、私たちひとりひとり名前あるの。何か頼もうと思ったら名前くらい覚えろ。じゃなきゃあんたのことずっと『お医者さん』って呼ぶかんな」と宣言した副師長。怖ええと思ったけど真実よな。
— 岩田曜@カテ医 (@y_iwat_cathe) 2021年3月10日
医療職がビジネス界に飛び込んで躓くポイントの一つがプレゼン。学会や教育など医療プレゼンは情報提供型が多いのに対しビジネスプレゼンは説得型・交渉型がメイン。ビジネスで情報だけ発表しても「で?」と反応されてしまう。相手がどう変わり、どう行動するのかまで設計に組み込む、この転換が難しい
— Yoko Gocho/旅する薬剤師🌎 (@Yoko_Gocho) 2021年3月30日
すぐに「具体的な事例を教えて下さい」とか「どんな事例がありますか」という事例病の人たちが多くいる。答えからしか発想できないという情報量と想像力の欠如。考え方から答えまで一貫して人から教えてもらうという姿勢では、自分たちの地域なりの答えを導き出すことは不可能。
— 木下斉/Hitoshi Kinoshita (@shoutengai) 2021年3月19日
新卒看護師に助言するなら
— 落合 実 (@minoru_ochiai_) 2021年3月27日
①同僚と仲良く
②気軽に飲める先輩や医師を
③院外に看護のロールモデルを(CN、CNS、経営、政治など。選考は重要
④医療以外の友人、恋人、コミュニティ、趣味の時間を大切に
⑤あまり欲張って勉強せず、目の前の患者さんを大切に#おめでとうございます#仕事は楽しいよ
4月ということで新社会人用Tips5。
— 猿渡 歩|Endo Ayumu (@endoayumu) 2021年4月1日
①素直さは絶対正義
その仕事意味あります?とか言わない。
②挨拶をちゃんとする
当たり前かつ一番大切。
③学ぶ姿勢を出す
期待されているのは能力よりやる気。
④報連相はしっかりと
聞かれるより先に伝える。
⑤時間を守る
最初でこけると信頼回復が大変。
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本当に激動だった2020年度。
4月からはまた新しい組織、新しいメンバーで仕事をされていく方も多いと思います。今年度も引き続き、現場からの情報発信をこのような形でまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いします!