2025年7月前半に面白かった病院経営ポストまとめ記事です!
7月前半は、病院の赤字問題のニュースも多かったからか、各病院の経営状態に関してのポストが目立った気がしました…。
また、医師の紹介手数料の話題や、人事・採用や組織づくりのトピックもいろいろ盛り込んでみました。ぜひご覧ください!

病院経営のヒント
「私達がこんなにバタバタして忙しくて
— ささがさん (@sasaga012) 2025年7月11日
入院もたくさん取っているのに
赤字なのはおかしい。診療報酬がおかしいせいだ」
という主張は良く聞こえてくるんだけど
まず大事なのは「赤字の原因がどこか」
というのを把握する事かなと思っている。
結構ここの部分を見れてない人は多い。
帝国データバンクの報告です
— K.Yamazawa_病院経営と事業推進に取組む (@Ykouki9301) 2025年7月8日
・2025年上半期の医療機関の倒産は35件
・病院と歯科医院が過去最多に並ぶ水準
・病院は、建物老朽化がクローズアップ。
・建設費高騰や資金難で新施設の建設ができずに事業存続危機に陥る施設が相次ぐのではないかという問題。
銀行側も病院の存続は気になりますよね。 https://t.co/lZIYjGbFut
公立病院の大幅な赤字の場合、現状は単なる病院の経営努力(増収、費用削減)だけで黒字化は難しい。
— kiki@病院・経営企画室 (@byoin_jimu) 2025年7月8日
設置している自治体を含め、あり方の検討が必要。
・経営努力だけでどこまでの赤字幅に抑えられるか
・市としていくらまでの繰入金が許容できるのか
・不採算医療(救急、産科、小児)をどう考えるか
救急搬送減ってけど、病床稼働率が100%超えてるンゴ🥹
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年7月7日
地域医療構想と機能分化がうまくいってるんでしょう😇
今のペースで赤字が続くと3年後には資金ショートを起こすという事実。収益は上がってるのにそれ以上にベースアップで人件費は上がるし材料費も上がるし市は補填しないと言ってるし八方塞がりでオワタ\(^ω^)/
— sakudore (@HIM_dressing) 2025年7月7日
医療圏単位でのオンライン診療体制は、攻めた取り組みですね。
— K.Yamazawa_病院経営と事業推進に取組む (@Ykouki9301) 2025年7月2日
委託先は、Fast DOCTERでした。
「夜間」であれば地域との利害が一致して相性が良いのだろうと思いました。
全国で存続が問題になっている夜間急病診療所の代替のような形で、流行りそうな気がします。 https://t.co/dU9W8fOYsz
病院運営の上で実際の患者数や売上の数値を
— Dr中々|病院再建奮闘医(元外科医) (@DrNakanaka) 2025年7月3日
職員達が知ることは大切
数字がよかったら何が良かったのか
逆に悪かったら理由はなにかを考えることができる
目の前の数字は自分達でつくったものだと自覚できれば
目標値は上からの押しつけにならず
実績値にも説得力が生まれる#病院管理者の苦悩
現場のカイゼン
日本では感染管理を職種別分業と職種間に空気のように存在するヒエラルキーを前提に語りがちなので、組織を横断的かつ系統的にどう評価し、どう改善するという議論に結びつきにくい。
— Fumie Sakamoto (@FumieSakamoto) 2025年7月13日
鳥の丸焼きをどう美味しく作るか議論するのに、モモ肉の立場では〜、胸肉の立場では〜、みたいな話になる。
NotebookLMに作った資料読み込ませて音声概要ポチッとしたら、どこぞの有識者会議よりもポイント押さえた会話になってて笑った。
— べりー (@berryrosso) 2025年7月1日
ベータ版なので尺や内容の細かい指定は出来ないものの、今後は事務長たちの会議の振り返りや事務職員の教育ツールとして使えそう。
病床機能転換って大変。前回やった時は上司が県や保健所とかの行政対応やってくれて、自分は分析や転換後の運用検討中心だったので良かったけど、今回は転換分析、運用ルール案作り、施設・設備対応、行政対応までほぼ1人でやってるので目が回りそう。
— masaya sogabe (@mas_imagery) 2025年7月9日
個人的な見解。
— K Mat (@KMat74562541) 2025年7月10日
昔の救急搬送患者地域連携紹介・受入加算は、急性期→ポストアキュートで出口問題対応。
これに対して、救急患者連携搬送料、所謂下り搬送は急性期→サブアキュート。
要するに本来サブアキュートで受けるべき疾患を急性期が代替で受けた後、本来の機能に戻す思想だと思うんだよね。
おぉ、徳洲会さんが全病院に対して画像診断支援AIを導入すると発表! AIが臨床現場に当たり前のように組み込まれる時代が来ている。
— 宮内サトシ@医療DX💊メディアの人 (@yun__yun) 2025年7月7日
「選ばれる病院」であり続けるためには技術革新と人材育成の両輪をもって進化ーまずAI画像診断支援システムを全病院へ年内導入https://t.co/O7HXfFGWSv pic.twitter.com/6o2MAXNsUv
経営指標の見せ方で最も評判が良かったものはパラパラと魅せる可視化。
— e-Dataくん🍀 (@eDATAkun0123) 2025年7月7日
横軸に入院単価、縦軸に病床稼働率で、軸のスケールを一致させ年度ごとに作りパラパラめくらせる。
すると関連病院が入院単価を上げながら改善が進む中、自院が全く進んでないことが露呈。
魅せ方で反応が変わるので面白い。
関連病院でのベンチマークで効果的なことは、「うちの病院はビリです」と見せること。
— e-Dataくん🍀 (@eDATAkun0123) 2025年7月7日
取組が進んでないことを露呈させて、病院執行部を刺激させる。
コレは意外と効果がある。
さすがに最下位は恥ずかしい気持ちが先に立つので、改善の取組に本気度が増す。
新しい病院に来てから取り組んで1年。やっと成果が出てきました。旧来のレセプト点検をゼロから設計し直しました。
— 医事ラボ (@iji_lab) 2025年7月13日
・査定率→0.1%以下
・残業→大幅に削減
・派遣費→月60万円カット
売上を上げることも大事。でも売上がコストを減らす工夫も同じくらい大事です。やっぱり、現場が最強。
たまに「なんで医師事務作業補助者に取り組んでるのか?」と問われる。
— 病院経営マネジメントbot (@hp_adm_bot) 2025年7月7日
これだけ加算が値上げされてるのに、経営層が医師事務をどう使ったら良いかわかってないか、あるいはそれ以前に他人事な施設が多すぎるから。
地域連携、医師事務、医療DXは、2000年、2010年、2020年の各年代の花形なのに。
採用・教育
ジョブローテがない病院では「病院事務ジェネラリスト」よりも「課題解決力ある経営人材」を目指してはどうかという話を書きました
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年6月30日
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事務職のジョブローテがない病院で入職後どうキャリア構築するか|tetsurofujita @tetsurofujita https://t.co/ygrpJWcNqP
日本病院会ニュース 7月10日号の無影灯に寄稿しました。
— Y.MURAYAMA,OT,MMgt (@otmuracha) 2025年7月10日
心理的安全性の誤解は、チームを瞬く間に衰退させてしまうのではないかと思います。 pic.twitter.com/WOlX1hmn7e
主観ですが「中間管理職ほど体調を崩す確率は高まる」と思います。理由の一つは間に挟まれ「我慢」を強いられる場面が増えるからです。「本音は◯◯なのに言えない」「自分は◯◯と進めたいのに進める事ができない」など。自分の本音を我慢し続けると遅かれ早かれ体調に皺寄せが来ます。…
— 鶴喰伸吾|病院事務長×キャリアコンサルタント×国際薬膳師 (@ru_ba_go) 2025年7月13日
うーん、これ医事課に主任(ちょい前)クラス入れるしかないか……
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年7月11日
バランス的には医事ベースでDXに興味があって、30歳くらいで500万(主任前)→4〜5年で主任(650万)くらいがベストだけど、このご時世に存在するのかな?😅
やはり公募から厳選パターンしか……?みなさんアドバイスください😭
【平成医療福祉グループでOPEN POSITION採用はじめました】
— 加納 一樹@病院の人事 (@kanokun6) 2025年7月3日
昔からずっと思っていました。「このポジションに合う人」ではなく、「この人に合う仕事」をつくっていく採用があってもいい、と。
仕事が先ではなくて、人が先でその次に仕事がある。… pic.twitter.com/bjfY4HUatX
受託実習生を多く受け入れる夏。学生に話すのは職場や業務にとらわれない、自分がやりたい軸を見つけて欲しいということ。職場や業務を目的にすると叶わなかった時に辛い。学生時代、聖路加のQI指標を知り、事務職でもデータで医療を変えることができると学んだことが今も活きている。
— みずっち (@taku13ya) 2025年7月5日
先日、別部署の子からの相談で、咄嗟に「できないじゃなくて、まだできてないと思いなさい」と「なんでも良いから1日に1回口に出して自分を褒めなさい」って口に出たけど、前者が自己効力感で後者が自己肯定感に関係すんのか。
— K Mat (@KMat74562541) 2025年7月5日
なるほど。
あ、もちろん言う対象者は選ぶよ。https://t.co/D3CkzORgu5
「ウチの病院、副業禁止なんですよ」と大学院の同級生と話していたら向こうはそうではないことが判明。
— 診療情報管理士のノブ(フェイク) (@HIMnobu) 2025年7月5日
なおワイと同じ事務職。
大学の非常勤講師をバリバリやっていると。
そもそも医師はバイトやりまくりなのに、他職種は禁止っておかしいよな。
AIの性能が上がるほどニンゲンに求められるものはコミュニケーション能力や身体性に特化されていくはずなので、いわゆる「事務職」に求められるスキルも「事務」ではなくなるんだろうなと。
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年7月11日
組織づくり
医事課を考える。課を作り事務所掌で係に分けても、他課と比べ各業務の親和性が極めて高く、結果として課単位で動く案件が多い。→係単位を超えたmanagementが必要になるが、playing managerが圧倒的に多く、声がデカい奴か管理者に頼る傾向にあり、係単位では機能・課単位で機能不全に陥り易い。
— みずっち (@taku13ya) 2025年7月2日
医療業界には対話するという文化がほとんどない⁰(カンファレンス、というなんちゃって対話の場はあるが…)⁰職種の壁、高度な専門性という特殊性もあるが、⁰そもそも対話の技術の教育もできていないし、慣れてもいない⁰今後外部環境の激変に対応するためには、⁰ちゃんとした対話が必要になるはず
— モモ・グランパ@医療の質を改善中 (@momograndpa) 2025年7月8日
何か物申したい訳ではないんですが、偏差値40くらいから70くらいまでの人間が、同じ場所で働いているっていうのは医療機関以外にあるんやろうか。
— なこあ (@__nakoa__) 2025年7月13日
そんな環境で、職員全員が同じ方向を向くように経営を行うことは、なかなかのハードゲームよね。
転職して1年が経った
— ぱろすけ (@parosuke1976) 2025年7月8日
スタッフにとても恵まれている
変革しまくったのにヘコたれないし
ぱろの想定を超えてくる提案もチラホラ
「良い想いをさせてあげたいな」と思う
さぁ、2年目もガンガンいこう!#現状維持は退化#ストレッチゾーンで暴れまくれ
医師の紹介手数料問題
この一連のやり取りは仰る通りで、
— 羽田真博🍑主に珈琲閣を推しています。 (@yorisoiya) 2025年7月14日
①組織の採用や定着への努力が一定数不足していることは事実。
②医療従事者の転職リテラシーも低い。
※未だ、紹介料が発生していることを知らない&発生しても少額だと誤認している。… https://t.co/9RCKDXQrgG
医師の紹介手数料
— ふじいまさし(藤井将志)@医療経営&まちづくり→なんでもチャレンジ (@fmasashi) 2025年7月12日
これまで大学医局に払ってた寄付金が紹介会社に変わったようなもんか。。
だったら、大学に払って医療分野に還元された方が良かったような気もする
まぁ、医局の横暴がパワーダウンするのは良かったかもですが。。
弱小病院は結局、金を払わないといけない。。😢
当院は優秀なSEが欲しいので、SE関係に強い紹介会社には声をかけているのだが、それを嗅ぎつけ最大手紹介会社から電話が来る。弊社にもその採用協力させて頂けないかと。優秀な人欲しいからそういったところに声かけているんよ。どこでも図々しく頭突っ込んでくるなと言いたい。
— なばと事務長 (@NabatoJ) 2025年7月14日
医療連携
うちの病院のポテンシャル、なかなかのもんだなあ、と思うわけ。
— 連携室⇢事務員(前方担当) (@sunface_gh) 2025年7月3日
診療科ごとに特徴や目指すものをしっかり確認する時間を設ける必要があると改めて痛感する今日この頃です。
ほんっっっとーぉに外に発信するのが下手っぴなんだよなぁ…。
これね・・・
— 高杉@沼を駆けだすエンジニア (@takasugi_mbsjk) 2025年7月10日
事務方やオーナーが必死に地域を行脚して患者様を紹介していただけるようにあいさつ回りをしても、現場側が拒絶して「えり好み」した結果、地域から「お前んところ、受け入れるっていってただろうが!!」と病院に対する苦言がそろうことになるのな。
もうそうなると紹介されない。 https://t.co/GR2cBLMnsb
これは本当にそう思う。昔いた連携室が無いところで立ち上げの話が出たのよ。で、運用まともに決めずにやろうとしたのよ。元々連携室は無かったけど、ソーシャルワーカーがそういう役割やってたのね。だけど、大雑把に決めた運用には、当然各部署が関係してたし相手(紹介医療機関)がいるわけよ。 https://t.co/LaMJu3ngnC
— うだつのあがらない医療事務員 (@kohgfex1316) 2025年7月10日
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いかがでしたでしょうか?最近は月に2回の更新ペースにしているのですが、なぜか以前よりも文字数が長くなってしまうのが悩みです。。
暑い夏、本番!という感じですが、体調管理に気を付けて乗り切っていきましょう!