2025年10月後半に面白かった病院経営ポストまとめです!
新しい総理大臣の就任も決まり、来年度に迫った診療報酬の動向にもますます目が離せなくなってくる今日。医療政策の動向から現場のカイゼンまで、役に立つトピックを数多く掲載しておりますので、是非ご覧ください!

病院経営のヒント
大学も公立も民間も皆が連携していく以外に、地域が生き残る術はありません。
— 矢野裕典|洛和会ヘルスケアシステム理事長 (@rakuwapresident) 2025年10月19日
機能分化や役割分担を国は求めています。
それをどうやってやり切るのかです。
話し合いをすれば、当然自分たちの立場を各々が主張します。これは平行線ですし、その先にあるのは分断しかないように思います。…
動画中の「分数」の話。
— K Mat (@KMat74562541) 2025年10月21日
新入院患者数×平均在院日数≒延べ患者数だから
x×70%≒100%
x≒100%÷70%
x≒143%
1.43倍いないと稼働維持できないってこと。
16日→13日と13日→10日って同じ平均在院日数3日減でも、新入院患者数は各々1.23倍と1.3倍って感じで必要数は違うのよ。https://t.co/DNexEIVoy8
在院日数の短縮、つまり、新入院患者数の増に努めてきた計算式ですね。
— K.Yamazawa_病院経営と事業推進に取組む (@Ykouki9301) 2025年10月23日
・現状15日→目標14日 新入院1.07倍
・現状11日→目標10日 新入院1.10倍
なので、かつてと今では入院に関連する業務量が違います。負担軽減のため、多職種連携や診療報酬改定の歴史。
新入院が増えて病院は忙しくなりました。 https://t.co/Dqn4mGsJFk
(要求必要度が低く)平均在院日数を延長可能な地ケア強い理由がこれ😇
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年10月22日
新入院患者数が増えなくても延べ(入院)患者数が増えて、しかも単価が落ちにくいから収入が爆増するんだ😊 https://t.co/ONUTHQaUBZ
経営環境の厳しさを院内スタッフの
— Dr中々|病院再建奮闘医(元外科医) (@DrNakanaka) 2025年10月24日
どこまで共有すべきか
危機感を煽りすぎても
不安ばかり募って雰囲気が悪くなるし
何も知らないままでは緊張感が足りずに
やはり士気は上がらない
情報共有と教育と雰囲気作り
バランスが難しい…#病院管理者の苦悩
医療機関への支援は賛否あるが物価高騰への対応は不可欠。当院のような地方の中小病院(155床)でさえ、水道光熱費だけで年間2,000万円増加
— 荒木 庸輔 | Community Hospital (@yosuke_araki) 2025年10月23日
【水道光熱費】
2019年度 6,975万円
2020年度 7,556万円
2021年度 7,774万円
2022年度 1億180万円
2023年度 1億200万円
2024年度 9,761万円
病院経営の難しさは「治療」と「QOL」をいかに“トレードオン(二律両立)”できるかにある。治療という大義のもとに行われる医療安全と感染対策は、ときに人間の尊厳やその人らしさのをも奪う。これらの相入れない価値をどう共存させるか──そこにこそ病院経営の本当の挑戦があると思う。
— 荒木 庸輔 | Community Hospital (@yosuke_araki) 2025年10月29日
インバウンド需要にいっちょ噛みしたいとしても、病院がメディカルツーリズムの企画・販売をするのは営業面で難があるので、仮にメディカルツーリズムに関わるとしても医療部門のオペレーションだけに集中した方が効率がいいですよ。
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年10月24日
退院予定を事前に決める。出る日が決まれば次の予定が決められる。予定入院の多い病院は、次の患者のために退院予定をきちんと電子カルテに入れる。#2025CCUS #コマンドセンター
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年10月25日
地方の「おっきめ公立病院」に経営的に結構なムリをしてダ〇ィンチを入れる理由に、「エラい人の見栄」以外にちゃんとした理由があるのか詳しい人に聞いてみたいところ。
— 難波津の蟹 (@RideRead) 2025年10月19日
誤解があるようだが、患者の医療費未払いは少額訴訟ですよ!60万円以内なら少額訴訟が可能で、100%勝訴します。弁護士費用もかかりません?1日で結審します。
— 中田賢一郎/さくらライフグループ代表/医師x僧侶x経営者/ (@n_kata) 2025年10月19日
お金が本当にない人が担ぎ込まれてきたら無料でもいい。払う金があるのに払わない人は、食い逃げと同じ。…
3省2ガイドライン含め、医療情報システムってどこの法規制とかガイドラインを参照して対応すれば良いのか分からない事が多いですが、ざっくりいうとこんな感じの対応です。
— aritaku / 有村琢磨 (@aritaku03) 2025年10月20日
一度理解すると意外とシンプルです。 pic.twitter.com/RLlnBioRkv
💡ヘルスケアスタートアップあるある
— 加藤浩晃🥼ヘルスケア新規事業家 (@HiroakiKato) 2025年10月21日
・“医療は参入障壁が高い”と言われるが、実際は「理解してもらうまでが高い」。
・良い技術より、「医療機関に信頼される姿勢」のほうが勝つ。
・最初の壁は法律ではなく、慣習。
・社会実装とは、テクノロジーの民主化ではなく、倫理の翻訳。…
現場のカイゼン
問題を颯爽と解決するのはカッコ良いけど、問題になる前に対処した方が100倍楽なので、その労力は惜しまない。
— K Mat (@KMat74562541) 2025年10月28日
情報の提供やアドバイス、叩き台や資料作成とか、「ダメです」も「それ良いっすね」もハッキリ言う。
陰働きなので評価されなくても良いんだけど、逆に運が良いくらいに思われてんのな。笑
そこそこの病床数がある電カルを導入している中規模病院なのに、いくらお金がないからって院内SEを解雇するのは無理がある。
— 院内SEのぼやき (@HI_technologist) 2025年10月22日
例えば病棟の1台のプリンタが印刷できなくなるだけでどれくらい業務が止まると思う?
代替え機の設定はそれなりに知識が必要になるからただ設置するだけで終わらない。
病院の経営の取組み、各部門の現場職員には、手応えの実感がないこともある。
— 病院経営マネジメントbot (@hp_adm_bot) 2025年10月23日
が、中には効果が明らかに出る施策もある。
そういう時、舵や帆を操ると船の向きや速度が変わるという、至極当たり前のことに気づく。
たまたま患者が増えたわけでも、たまたま在院日数が減ったわけでもないと分かる。
DPCⅡ期以内退院は何も在院日数を短縮することだけが手段ではない。DPCⅢ期に入ったらコーディングの妥当性を検討して見直せばⅡ期以内になることもある。
— sakudore (@HIM_dressing) 2025年10月29日
経営分析担当だった頃の教訓。
— e-Dataくん🍀 (@eDATAkun0123) 2025年10月26日
経営改善のためのKPIを設定して、毎月モニターしてたが思うように改善に至らなかった。
よくよく調べると医事課担当者が加算を取り忘れてる方の問題が大きいことに気づいた。
医事課の診療報酬請求担当が加算を取りこぼさないような仕組み作りが大事。
集患対策なんて、大きなことは考えなくていい。
— ハマサン@事務長◆社会福祉士◆コミュニティホスピタル目指して (@hamasan3218) 2025年10月17日
だけど、患者さんが増えるために考えたり、行動することは職員一人ひとりができること。
今なら、インフルエンザワクチン接種をもう終えたか?予約したか、聞いてみるだけでいいの。
すれ違った患者さんにさらっと聞いてみるだけでいいの。…
病院の苦情係やってて、2ヶ月に1回投書箱を開けて読むんやけど、結構面白いよ。
— ジバラ (@8i17ES4q8QFP87i) 2025年10月27日
しょうもない苦情もあるけど中には真っ当な意見もあり、身内では気づかんこともあるんやなぁって思います。患者さんの意見で病院が良くなることもあるよ!感謝状くれる人もあり、そんな時は泣いて喜びます。
以下実例…
名前がユニークだなぁと「おうちにかえろう。病院」のホームページを見ていたのですが、患者数とか稼働率、平均在院日数、在宅復帰率等を月単位で公開してるのすごいな。 pic.twitter.com/JKkGyeHVAE
— 診療情報管理士のノブ(フェイク) (@HIMnobu) 2025年10月30日
組織運営
【上半期の総括】
— MITTI (@MITTI12101) 2025年10月23日
働く場所をリハ室から医事課に移動してもうすぐ1年です。バックオフィスの重要性を知り、まだ院内に誰も情報を集めて整理していない「DX」に関しても1人で少しずつ調べ始めました。上半期はDX推進チームが発足し、新しいサービスで私の案が通る場面も出てきました。…
病院職員の処遇改善を考える。職員の手取りを月額1万円増やすには年額20万円(1.1万円x 16ヶ月 x 1.15)の原資が必要。当院ならば常勤250名だけで年額5,000万円。年間稼働150床の場合、診療報酬5%増(単価30,000→31,500円)では8,200万円増収となるも、処遇改善と物価高騰への対応だけで消えてしまう
— 荒木 庸輔 | Community Hospital (@yosuke_araki) 2025年10月21日
「初期消火ができるのは天井に届くまで」とよく言われていますが、なぜうちの法人内では「煙とガスが充満」してからでないと通報がないのでしょうか。
— べりー (@berryrosso) 2025年10月20日
いえ、火災ではなく人員不足の件です。
「病院事務長を目指したい」という方からよく聞かれる質問
— 鶴喰伸吾|病院事務長×キャリアコンサルタント×国際薬膳師 (@ru_ba_go) 2025年10月26日
Q:「医事知識はあった方がいいですか?」
A:「あるに越したことはない。でも必ず必須とは言えない」
組織によって必要な深さは違うし、
事務長=万能(幅広くかつ深い知識がなければならない)と思われがちだが、…
医療政策の動向
高市首相の”診療報酬改定前倒し”や”経営悪化の医療機関への支援”という言葉に踊らされてる赤字病院経営者は三流。経営改善に今から取組む覚悟を持って二流。現在も経営力があり、その改定があっても無くても持続性のある財務戦略を取っている経営者が一流。
— 渡邉康太𝕏 医療に携わる仲間を増やそう! 𝕏 (@kouta_success51) 2025年10月23日
これはその通りではある。
— ささがさん (@sasaga012) 2025年10月22日
自分の想定だけども無差別に支援をするという事を
高市首相がするとは思えないんだよね。
インフレが起因となる人件費と材料費や
消費税分の支援(補助金とかで)を
するのはありかと思う。
ただ支援をしても赤字な所は
正直事業継続がキツイな…… https://t.co/NLnTKYGBgg
ここで国が推進している
— ささがさん (@sasaga012) 2025年10月21日
医療DXに期待されるものは
①電子カルテ情報共有サービス
②標準型電子カルテ
が主だと思う。
電子処方箋やマイナ保険証も
色々動きがあるかもしれない。
①に関しては急性期一般などの
施設基準に絡む可能性はある。
(現に絡んでるか) https://t.co/8ww9XoqC1i
>実は病院給食費は1日約1,200円の赤字です!
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年10月31日
委託契約で1食690円以下で調達して収支均衡してることになってる医療機関でも、厨房機器や温冷配膳車などの設備や水道光熱費等の施設負担を考慮すると本当の収支は真っ赤というところ多いのでは。 pic.twitter.com/ZXQ9h7STZA
医療連携
今年は5月くらいからずっと入院患者が少なかった。例年、熱中症などで救急患者の多い8月ですら受入制限はかからなかった。
— 病院某課の事務マン (@renkeiman_who) 2025年10月20日
後方病院もベッドが埋まらないと言っていたのでどこの急性期も同じような状況だったと思う。 https://t.co/0vDq9X7tEr
打診~入院までのリードタイムを0日に近づけるということは、紹介元医療機関での患者・家族への病状説明・退院許可・可能な範囲での今後の見通し(生命・ADL)について十分に説明と理解がされていることが前提。とはいえ、受け入れ側は患者家族がそれらを十分に理解できていないことを前提に転院後、 https://t.co/ZvENqIzlEw
— 樋渡貴晴 (@hiwatashi_msw) 2025年10月22日
ガチ急性期の『顧客』は「患者」もあるけど、ダイレクトに入院キメれる「(紹介してくれる)他院の医師」や「(運んでくれる)救急隊」の経路が強いからマーケの方向性はそっち重視の方が効率良いってこと😊
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年10月27日
フル地ケアは逆で実患者数抱えてなんぼの世界ですよ😊 https://t.co/vnKeTs0s4X
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いかがでしたでしょうか?
11月に入り、今年もあと2か月になりました。急に寒くなったり季節が冬に近づいていることを実感しますが、体調に気を付けてお過ごしください!