毎月書いている「病院経営で面白かったポストまとめ」のスピンオフです!
発端は下記のポスト↓
ちなみになんですが、、今回はボリュミーになりすぎて、「診療報酬改定・医療政策の動向」をあえて外しております。どこかで別途公開できればと思いますので、お楽しみに。
— 元病院で働く事務職員 (@medical_admini) 2025年11月16日
かなり専門的な濃いめの内容が続きますが、ひとつひとつを理解することで診療報酬や病院経営への解像度が高くなると思いますので、是非元ポスト・元資料まで遡ってご覧ください!
①財政制度分科会
財政制度分科会(ざいせいせいどぶんかかい)は、国の予算、決算、および会計の制度に関する重要事項を調査審議するために、財務省に設置されている財政制度等審議会の下部組織(分科会)です。
11月の医療関係は二度、議論されています。
財政制度分科会(令和7年11月5日開催)資料一覧 : 財務省(社会保障①が医療関係)
財政制度分科会(令和7年11月11日開催)資料一覧 : 財務省(社会保障②が医療関係)
詳しくは元ソース見てほしいところですが、Xの識者の方々のポストが押さえるべき観点として大変分かりやすいので、いくつか紹介させていただきます。
財政審の資料を見た第一印象で作った資料の目次が尖りすぎてた笑
— MITTI (@MITTI12101) 2025年11月6日
感想:生き残りをかけたデスゲームでも始めるのかな? pic.twitter.com/6aWjqYfzak
臨時的な公費等、増嵩まかなえる分だけちゃんと出してくれるんですか!!1 https://t.co/6hgp31KFLf pic.twitter.com/QeMaep0WOe
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年11月5日
社会保障②
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年11月11日
・急性期は支援必要だけど回復期・慢性期と診療所は許さん
・入院時の選定療養費を拡大して病院の収益と患者の受療行動をコントロールすべき!
・4床室でも入院時の室料は介護保険施設並みに徴収!
・高額薬剤は公的保険+民間保険でカバー! など
①よりもパンチの効いた提言が多い。 pic.twitter.com/T2eq0g1PNj
選定療養の更なる拡充について柔軟に検討すべきということで、パブリックコメントの一部が抜粋されていますが、財務省としては執刀医の指名料やWi-Fi使用料など太字強調されているところを進めたいと考えているのでしょうか?
— Shisetsu Kijun (@Shisetsu_Kijun) 2025年11月11日
社会保障②https://t.co/OYdjGKLjqb https://t.co/6NRb0PjqP9 pic.twitter.com/EfzjeVzPzD
選定療養費(受益者負担)の種類や金額を増やしていく可能性を提示していますね。
— K.Yamazawa_病院経営と事業推進に取組む (@Ykouki9301) 2025年11月11日
・差額ベット
・救急車の利用
・執刀医指名
・一月の頻回受診
・保険未収載の検査
・心理的ケア
・Wi-Fi環境
・付き添い費用
・キャンセル料
・電子決済
・給食費
既に差額ベットで黒字になっている急性期病院は多い… https://t.co/wqNQDeN7yR
財務省の資料の続きが来たので見てみた。
— ささがさん (@sasaga012) 2025年11月11日
基本的には「人口減少による働き手の減少」
という視点が強いのかなと思った。
・ICTやAIを活用する事で人手不足を補う
・医療介護の連携の強化により
過不足ないサービスを提供していく
・地域コミュニティの強化
が見受けられたかな。 pic.twitter.com/1WRNgylVyG
②2025年度補正予算案
もう一つ、ウォッチしたいのが2025年度の厚生労働省補正予算案の概要。
こちらはより直接的な医療機関支援の内容が入っています。
2025年度補正予算案が閣議決定されました。厚労省分は2兆3252億円です。詳細はいずれ厚労省のサイトに掲載されますが、医療分野における賃上げ・物価上昇に対する支援(5341億円)、病床数の適正化に対する支援(3490億円)を紹介しておきます。 pic.twitter.com/3mhrhEhNNw
— りんたろう (@rintaro082300) 2025年11月28日
医療分野への支援パッケージの全体像はこちらをご覧ください。
— りんたろう (@rintaro082300) 2025年11月28日
総額で1兆368億円となっています。 https://t.co/hH9XogRffC pic.twitter.com/5TG9iHKgtp
ア 賃上げ・物価上昇に対する支援
— Shisetsu Kijun (@Shisetsu_Kijun) 2025年11月28日
経済状況の変化等に対応するため、救急医療を担うといった医療機能の特性も踏まえつつ、診療に必要な経費に係る物価上昇への的確な対応や、物価を上回る賃上げの実現に向けた支援を行う。 https://t.co/jYm5gZe37p pic.twitter.com/jFSOfBE6U8
「「業務効率化推進委員会(仮称)」を設置」って見て、あぁ介護のパターンね。とは分かったけども、これが単に交付するためにスキーム借りてきただけなのか、今後診療報酬にバトンタッチするのかが気になるところ。 pic.twitter.com/ek0lo4cN7r
— K Mat (@KMat74562541) 2025年11月28日
③2026年度診療報酬改定に向けて
最後に、2026年度診療報酬改定に向けたポストをいくつかピックアップさせていただきます。
今回の改定も締め付けが結構きついと
— ささがさん (@sasaga012) 2025年11月4日
知り合いの知り合い経由で聞いてたりする。
開業医ターゲットと思いきや
小中規模病院がターゲットだろうなぁと
結構思っていたりする。
省庁は診療報酬で医療行政を制御してるけど
前回の改定もそうだけど割とガチ目なんだよなぁ… https://t.co/us2stDXEK2
これを踏まえて、次の改定の予想。
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年11月17日
①ベースアップ評価料は制度を簡素化しつつ継続。引き上げ率は人事院勧告相当分を積み増し。
②水道光熱費、消耗品費の上昇額相当の入院料引き上げ(1~2%ぐらいか?)
③食事療養費、生活療養費は介護保険に倣って補足給付制度を導入した上で選定療養費化 https://t.co/suvQ18AtTS
④スイッチOTCは選定療養費へ移行。長期収載品と同じスキームで当面は25%程度を自己負担??
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年11月17日
⑤控除対象外消費税問題はスケジュール的に難しいので今回は手を付けないのでは。大型投資はWAMが劣後ローン+補助金による利子補給で診療報酬外でカバー。
診療報酬も介護報酬も当面は賃上げ偏重ムーブが続くと予想されるので、「梯子外されるかも」とか言ってベースアップ評価料の届出しないと痛い目見ますよ。診療報酬の梯子は外されてから降り方を考えればいいんです。 https://t.co/suvQ18AtTS
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年11月17日
病院に手厚くっていうよりは、医療の仕組みの持続に資源を投下して欲しい。
— 藤井 雅巳@地域資本家 (@mick_fujii) 2025年11月4日
専門家の偏在問題とか、不正請求まがいのなんちゃってホスピスとか、不要な医療を提供することで単価が高くなる診療報酬体系とかにメスを入れたら、結果的に必要な病院に配分されるのではないでしょうか。 https://t.co/pt0RdilNCw
今後、中小病院は地域包括ケアと向き合うか潰れるかの二択だと思います😇
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年11月3日
あと都市圏だけは(リハ病院含めた)専門病院という第三の選択肢があるイメージですね🤔
医療機関は厚生労働省の施策に文句を言いがちだが、厚生労働省は財務省に対して医療現場の立場を慮る姿勢もある。
— 病院経営マネジメントbot (@hp_adm_bot) 2025年11月17日
では財務省が悪の組織かというと、彼らもまた保健医療分野が持続可能であるよう数十年後を見据えて見解を述べている。
結局は各々の立場でより良い未来を考えているという前提がある。
複雑性指数は分母を基準に、それより高い疾患が多ければ高く、低い疾患が多ければ低くなる。
— K Mat (@KMat74562541) 2025年11月26日
実際の在院日数に関係なく症例数を元に平均をとる形。
今のまま決まれば、下り搬送するような症例を一次受けすればするほど、複雑性係数下がっていく地獄絵図が完成する。
効率性は上がるけどどうなんだろ? pic.twitter.com/YLVi0Wkiax
財務省は生産性が向上しないまま労働投入は増大とか言うけど、在院日数短縮が生産性向上やろ。
— K Mat (@KMat74562541) 2025年11月6日
んで、短縮するためには労働力いるのに単価が追いつかない設計だから、労働量増加が重視されて賃金が二の次だっただけだろ。 https://t.co/bkRE3L5WX9
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いかがでしたでしょうか?
11月は、財政制度分科会と2025年度補正予算案という医療関係者がチェックすべき内容がダブルで発表された月になりました。
今後、中医協で話される2026年度診療報酬改定の話題のベースになる考え方が詰まっていると思いますので、原文を一読しておく価値はあると思います。(行政が作る資料、難しいけど…)
今後もこんな感じで、スピンオフ的に病院経営トレンドを発信できればと思っていますので、よろしくお願いします!