新企画です!
「その月に面白かった病院経営に関するTwitterのまとめ」を始めてみようと思います。
Twitterって、本当に様々な意見や知識だったり、現場でのリアルな声が聞こえてきます。私も面白いツイートには「いいね」を押して後で見れるようにはしているのですが、「あれ、あの話をもう一度見返したいんだけど、いつ誰が言ってたんだっけ…?」となることもしばしば。
ということで、いくつかの分類をしながら、前の月の面白かった 病院経営Tweetのまとめをしていきたいと思います。今回は、11月分。
医事課でのお仕事
DPC
医事課と医師が、病院経営において、協力関係にある病院って少ないと思います。顔の見えない関係。今までに働いた病院で、ある程度それがあったのは最初に勤めた病院だけかなと思います。 https://t.co/oJZxMImt6q
— hirokazu kuroda@感染症内科医 (@hrkz1985) 2019年11月10日
3次の急性期病院で、標準的で良心的な医療をしつつ、真っ当に各加算のコストをとっていけば、必ずかなりの黒字になると思うのですが、大体DPC病名が不適切だったり、加算の請求を忘れていたり、不必要なエビデンスのない高額医療を提供していたりする現状がある気がします。個人的な感覚です。
— hirokazu kuroda@感染症内科医 (@hrkz1985) 2019年11月10日
診療報酬改定に向けて
診療報酬改定時の院内勉強会等の担当講師を任せるとしたら、
— shisariya-cra.e.a.t (@ru_ba_go) 2019年11月16日
1.全て医事部長
2.外来、入院全ての医事担当者
部署の習熟度にもよるが、部署全体を一つ上の段階へ引き上げたいのなら、1は論外。
個人のレベルに合わせて2が良い。
診療報酬改定は大変だが、その分、学ぶ機会にもなり活用するには最適。
医事課の代表的な仕事と言えば4つ「受付、計算、会計、レセプト業務」
— shisariya-cra.e.a.t (@ru_ba_go) 2019年11月24日
この発想のみの人が多い。
個人的には次の段階である「医事管理業務や分析業務」をしてこそ一通り医事課の業務を経験したと言えると思う。
代表的な4つ全てを経験したからこそ、次の段階の医事管理業務や分析業務にも深みが出る。
未収金の問題
無保険、資-国、行路、身分偽証、家族疎遠…
— いじかトラベル【医療と旅のコンサル】 (@goooing1) 2019年11月17日
救急病院は常に未収リスクと隣り合わせ。
支払う意思のない患者も少なからずいます。
残念だけど、性善説では立ち行かない。
患者さんからも、保険者からも、
支払ってもらうまでが #医療事務 の仕事です。
請求して「ハイ終わり」では決してない。
差額ベッド問題
差額ベッド代の話がまたTLに出てて、まあ通知のとおりにするほかないとは思うのだが、テレビやらシャワーやら個室のアメニティを享受した後になって『やっぱ個室料払いたくない』『病院都合でしょ』『同意したけどやだ』みたいなフリーライダーが増えてきてて現場で困ってるということも知って欲しい。
— tefujita (@tefujita) 2019年11月25日
厚労省の疑義解釈でも“特別療養環境室の設備構造、料金等について、明確かつ懇切丁寧に説明し、その上で、患者が特別療養環境室への入院に同意していることが確認される場合には、特別療養環境室以外の病室の病床が満床であっても、特別の料金を徴収することは差し支えない”とされているところ。
— tefujita (@tefujita) 2019年11月25日
病院における医事課の役割
医事課はお金を生まないというのは大きな勘違いで、病院の窓口として集患や患者さんのロイヤリティを高める超重要部門です。どう考えても。
— Kosuke Hara (@genephkt) 2019年11月19日
人数だけで言えば、受付担当の方が病院内で一番患者さんの対応しているはず。
私が今も医療機関で働いている理由。
— shisariya-cra.e.a.t (@ru_ba_go) 2019年11月29日
新卒で入職し数ヶ月後、初めての救急車搬送患者(亡くなった)の対応をし、その患者家族から
「結果亡くなってしまったけど、若いながらも精一杯対応をしてくれてありがとう。病院は医師や看護師だけで成り立っていないんだね」
この言葉が私の原点。 https://t.co/X4tu6dIWbp
病院経営
病院経営改善への取り組み
病棟再編の経過報告が遅れてしまった時、病棟課長から増収しているのか気になると催促があった。これは嬉しい催促で、病棟課長の目標に経営改善が落とし込まれている証拠でもある。#病院経営
— 医療・介護 経営企画室 (@thanq0309) 2019年11月21日
病床を再編して増収する提案をしてきたが、どうしようもないことがある。それは建築の問題。設計段階で人員配置などソフト面も考慮できる人が設計に携わらないと、後に大きな損失をし続けることになる。
— 医療・介護 経営企画室 (@thanq0309) 2019年10月27日
最大の経営改善は
— Budda Sigma Cut (@Budda_Sigma_Cut) 2019年11月28日
良い医師を増やす。
加算を増やすことよりも、新入院患者を集めるよりも一番効果がある。
この当たり前のことに真剣に向き合わない病院が多すぎる。
気をつけないといけないのは病床規模に見合った医師数臨界点を把握しているかである。#目的にあった医師を集める
医療安全
最近になって医療事故の報告が相次いでいる大学病院はどこか?
— 放射線診断専門医@YouTuber (@economics_dr) 2019年11月21日
京都大学、名古屋大学、横浜市立大学である。
これらの大学の共通点は何か?
医療安全の教授がいることだ。
医療安全に取り組むと医療事故が増える?
おそらくそうではない。これらの病院は正直にディスクロージャーを行っているのだ。
経営の在り方
理念経営はマネジメントの放棄に繋がりかねない、という良記事。病院経営はとかく「理念」押し出しがちだし、めちゃくちゃ言い当てられてる感ある。
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2019年11月24日
理念と売上を直結させると現場は疲弊していく ~私がCriacaoから学んだ事~|valueofsports #note https://t.co/vmlhHyvVj2
病院では、
— ハイエイシュ (@haieishu) 2019年11月17日
A やるべきことをやる人
B やらなくてもよいことをやる人
C やってはいけないことをやる人
が混在する。
マネジメントとはいかにBとCを減らすか、Aを評価するか。
BとCが院内で放置されると急速にAはやる気を失い、Bに同化していく。管理職は組織力学を意識したい
「やるべきことをコロコロかえるせいで、どんどんAがBに切り替えられていく」という現象も。
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2019年11月17日
結果として
「その時必要と言われたことをやって、やり遂げる前に別のことをやる」人が評価される。一方で、仕掛かり案件だらけで疲弊するようになる。 https://t.co/EvYMNTdlDw
医療機関の広報
あなたの施設ではどんな広報を行っていますか? なんとなくSNSを運用したり,ウェブサイトを作るだけではもったいない。エビデンスに基づいた広報に取り組む小倉記念病院の広報を紹介します。/週刊医学界新聞〔寄稿〕生き残るための病院広報戦略:デジタル広報編(松本卓)https://t.co/4hZIaMM3Df pic.twitter.com/Ck6z1n6Vda
— 週刊医学界新聞 (@igakukaishinbun) 2019年11月18日
病院ホームページはスマホ重視、としてはダメという話。
— 病院広報バロンデセ (@_HOSPR) 2019年11月24日
地域連携に関するページはパソコンでの利用が平均6~7割ほどです。ほかのページとは利用傾向が逆転。
パソコンの広いディスプレイで効率的に情報を探せるようにしましょう。一律にスマホを優遇したデザインがよいわけではありません。
病院事務の現場から…
モチベーションの上げ下げというより、「そもそもモチベーションがない」人が医療事務に多いのも事実。
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2019年11月5日
「働くこと=生活の手段」になってる。
つまり食事における白米。
ないと困るがクオリティや感動は求めてない人が多いので出世争いが起きにくい。
高い魚沼産を欲しがる人ばかりじゃないのよね。 https://t.co/QnhWPWdbpm
一般企業より安い給料、低い待遇で、一般企業並みに出世欲を出させて、モチベーション高く改善をしていく人材をどう確保するのか。
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2019年11月5日
僕は少ない人で回せるようにするしかないと思います。
積極的かつ効率的なIT投資をこの先5年ぐらいで行い、必要人員を絞り、優秀層に振り分ける。
病院経営って、ほとんどがマインドが占める割合が多いと最近感じる。
— 小迫 正実 (こさこ まさみ), MPH (@masamikosako) 2019年11月16日
難しいタスクってそんなになくて、前向きなマインドを持って、やり切るか否か。 pic.twitter.com/aJVECQtkP4
働き方
病院生え抜きの人を煽るわけじゃないけど、
— 小迫 正実 (こさこ まさみ), MPH (@masamikosako) 2019年11月18日
人生100年時代、各業界のトッププレイヤーがどんな感じで仕事してるかは知ってほしいなぁーとは思います。
東京以外の場合、その地の地場産業のトップ企業でも良いので。
金融より事業をやってる会社がオススメ。 https://t.co/da9j48VE03
リーダーシップの話をすると「権限がない」と反論してくる人がいます。根本的に考え方が間違ってて「権限がないから動けない」のではなく「動かないから権限が奪えない」んです。人はイニシアチブを取る人に権限を与えますからね。権限なんて待ってたらいつまでも与えられません。
— 山口周 (@shu_yamaguchi) 2019年11月7日
医療機関が無計画に乱立してて、少ないスタッフが全員酷使されないと回らない現場が多いのが根本的な問題で、妊娠出産とか、病気で働けない人が悪者になってしまうんだよなぁ。。
— Ayako Shibata@LINEボットで妊娠や性相談 (@ayako700) 2019年11月19日
医療機関を集約化してスタッフの数を増やさないと、この問題の解決は難しい。
夜間や休日診療だけでも集約化できないか
その他、面白かったトピック
インフルエンザの予防接種は11月中に打つのがオススメです!!
— Ayako Shibata@LINEボットで妊娠や性相談 (@ayako700) 2019年11月7日
予防接種を打ってから抗体ができるのに2から3週間かかります!
妊娠中や授乳中の方もインフルエンザの予防接種は安全に打てますので、ぜひ!(o^^o)https://t.co/jlBAIdu4Ln pic.twitter.com/wxFjwMuEWv
予防医療勉強してツイートしろカスが。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年10月24日
予防医療はワクチン接種などの一次予防と検診の二次予防の二段構えで発症を減らしていくのが王道。検診は個人単位でしか病気を防げないが、ワクチンは集団的予防効果も発揮する。 https://t.co/V72CQ21se9
病院を新築するなら、全室個室に〜という科学的根拠。
— 矢吹 拓 Taku Yabuki (@tyabu7973) 2019年11月24日
これって新築の効果?個室の効果?
論文:JAMAIM 時系列解析 全室個室の新病院の医療関連感染の時系列解析 - 栃木県の総合内科医のブログ https://t.co/uofp6uEAdV #はてなブログ
17時間際に明日の採血に追加項目入れた研修医。誰が指示確認して、誰がスピッツ用意して、誰が残業するか解ってるのかな?ちゃんと前もって然るべき指示を入れるのも医師の能力だと思います。突然思い立って指示入れるのも、たかがワンクリックですが、その裏で看護師が頑張ってる事を忘れんな!
— じーま (@zima_NS) 2019年11月27日
長嶋一茂氏、仕事でメモを取るべきか否かで熱弁。
— 大松小松 (@ys_levantate) 2019年11月22日
「ヤクルト時代、野村監督のミーティングで俺メモ取らなかった。
いつもE.Tやドラえもん落書きしてた。
ちゃんとメモ取ってた後輩はみんな今立派な指導者になってる。
だからメモはとるべきなんだよ!」
説得力あり過ぎ🤣
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いかがでしたでしょうか?来月以降も、ゆるくこんな感じでまとめていきたいと思います。
「こんな面白いツイートありました!」もあればぜひ教えてください。情報お待ちしております!