2017-01-01から1年間の記事一覧
早いもので、社会人生活5年目も終わりに近づいてきました。 病院業界では人事異動というものがあまりないようなのですが、私は5年目で3部署目。色々な経験をさせてもらっています。 ここまでのキャリアに関して人事への不満はあまりないのですが、残念だなー…
整形外科の先生のつぶやきと、お昼休みでの雑談 先日、レントゲン撮影に関する件で、放射線科の人と一緒に整形外科の部長のところに相談をしに行く機会がありました。本題は放射線検査におけるオーダーの入れ方を直してください、という話だったのですが、途…
先週末に、”Healthcare Ops”という団体が開催した勉強会に参加してきました。 病院経営・運営に関わる人たちが集まって、互いの運用ノウハウや成功体験をシェアし、より良い病院を作っていこう、というコンセプトのもとにこのような勉強会を主催されているそ…
今の部署では、各現場の管理者と仕事をする機会が非常に多いです。(病院事務は、どの部署も多かれ少なかれ似たような性質を持っていますが…) 現場の管理者の方と仕事をしていて困るのは、「A案なのかB案なのかC案なのか、どこに行きたいんだろう?」と、問…
先日、他院の資材管理課を見学に行く機会がありました。 感染管理の観点から滅菌室の業務プロセスを見直す必要があり、他院のノウハウを確認するための見学だったのですが、そこで目にしたのは、非常に整理整頓され、在庫を極力少なくして運営されていた診療…
今の部署に異動してからほぼ丸1年になりました。 「医療安全・医療の質向上に事務として貢献する」というテーマに向き合い、結構葛藤した一年でした。 前の部署が患者さんと話したり、診療費を請求したり、診療科の会議の事務局をしたり、いわゆる「現場で汗…
現在、病院内の通常業務と並行して、当院が定期的に情報交換している病院との勉強会に参加させてもらっています。 十数病院が参加する病院で、一つのテーマに対して若手から中堅どころのメンバーを中心に1年間で5~6回の会議を行い、その成果物を各病院の幹…
医療の質や医療安全を考える上で、重要な概念の一つとなるのが「業務の標準化」です。 「標準化」は、ある治療について、A部署・B部署・C部署のどこでやっても同じプロセス、同じ結果が出るように業務が設計されている、という考え方になります。機械産業で…
9月は仕事が忙しかったこともあり、記事を書くのをさぼっておりました。。 いったん落ち着いたので、またちょこちょこ再開しようと思います。 ニュース関連で、今回のテーマは「病院において事務職に求められること」です。 元記事はこちらです↓ www.cbnews.…
本日はこちらのニュースです。 高齢者の多剤服用対策GL、検討開始へ 日刊薬業 2017年08月24日 【概要】 厚生労働省は、9月1日に「高齢者医薬品適正使用ガイドライン作成ワーキンググループ」の会合を開く。高齢者の薬物動態などを踏まえ、「やめどき」や「減…
本日はこちらのニュースを取り上げてみます。 ○再製造SUDの制度化、普及の鍵は経営上のメリット 医療現場の期待感も(Medifax digest / 2017/8/21) ○ニュースの概要 厚生労働省が、単回使用医療機器の再製造に関する制度通知を出したことに医療現場からの注…
「君子危うきに近寄らず」ということわざがあります。 教養があり徳がある者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかないということ。(故事ことわざ辞典より) いま働いている中で、このことわざを心掛けとして持っておくことは非常に役に立…
会社のお昼休みに、医療系のニュースまとめを社内メールで事務で興味のある職員に転送するというボランティア?業務をしているのですが、それを見た先輩から、「週に3本くらい、気になったニュースをまとめてブログに書いてみたらいいんじゃない?」とアドバ…
最近、いわゆる「ビジネス本」からはとんと離れていたのですが、久々に買って一冊読んだのでそのことについて書きます。 「ダークサイド・スキル」というタイトルでなんだか一見すると悪そうですが、内容としては ・組織におけるミドルの役割 ・チームマネジ…
病院の中で発生する業務は様々ですが、業務内訳をみると、どの部署もルーチン業務が非常に多いです。 クリニカルパスが導入されていくと、治療はどんどん標準化の方向に向かい、医師のオーダーとパスに基づき医療者がケアを提供してくことになります。 事務…
暑い季節になりました。 この時期になると、介護のために祖母の家に通っている母親が必ず愚痴を言うことがあります。 それは、 「草木の水やりのために早起きしければいけないのが大変。」 (夏場なので、撒いた水が地面で暑くるなるような気温になる前に水や…
「外資系の○○プレゼン術」みたいなものと逆を行く考えかもしれませんが、最近仕事をする中で、「自分の考えを視覚的に準備しておくこと」の大切さを痛感しています。 一言でいうと、相手と打ち合わせをしたり、プレゼンをする時には、「個人の話ではなく資料…
病院という場所柄、職場にはいろいろな人がいます。 医師、看護師などの免許を持つ専門職から、われわれ事務職員、委託業者も清掃業者、受付スタッフ、物流を担う搬送スタッフなど様々です。 これらの人たちの間に入り、その人たちをまとめつつうまくリード…
前の部署にいた時、看護師の業務改善の仕事に関わったことがありました。 その時に看護師から上がった意見の一つに、「患者が退院する当日の業務が多いため、朝早くから来てその準備する必要がある」というものがありました。 聞いてみると、退院日当日は退…
一昨日、立川談春さんの独演会に行ってきました。 2015年の年末に放送されたスペシャルドラマ「赤めだか」がすごい面白くて、 その後ドラマのもとになったエッセイも読んで、いつか生で落語を聞いてみたいな~と思ってたのですが、機会が合わなかったり、チ…
「話の前提を知る」ということは、現場の問題を上司と話すときに、口を酸っぱくして言われることの一つです。 例えば、「検査を依頼した医師に検査結果を電話で伝えたいのだが、つながらないことが多い。電話連絡の専属交換手のようなスタッフを近くにおいて…
社会人1年目の時、周りの先輩から勧められたり、学生から社会人のギャップを何とか埋めようと思ったりしていたことから、いわゆる「ビジネススキル系自己啓発本」は一通り読んだことがあります。 どの本も書いてあることは大体同じで、 「ロジカルに考える…
私はスポーツノンフィクションとか読むのが結構好きなのですが、 その中でサッカー日本代表監督を務めたフィリップ・トルシエとイビチャ・オシム氏の言葉で特に心に残っているものがあります。 「完璧なチームとは8人の明神と3人のクレイジーがいるチームだ…
スポーツと同じように、仕事にも守りと攻めがあるんじゃないかと、前の部署から異動して強く思います。 守りの仕事:自分の部署の抱えている作業、持つべき役割に沿って進んでいく仕事 攻めの仕事:相手の部署の抱えている作業、持つべき役割に変化を求めて…