病院事務がビジネススキルを学ぶためのおすすめ書籍10冊(新人~若手向け)

先日の記事で、「病院経営を知るためのおすすめ書籍5冊」をご紹介しました。 www.medical-administrate.org ただ病院事務は、病院のことを知ると同時に、いわゆる「ビジネススキル」を身に付けることが仕事の上でとても大切だと思っています。 今回は、 ・…

マスク問題から考える医療機関のサプライチェーン管理

2020年5月12日付の日経新聞の一面に、こんなニュースが載っていました。 www.nikkei.com 概要としては以下のような内容の記事です。 医療関連品の海外依存の高さが日本の医療体制の弱みとして浮かび上がっている。後発薬の原料では5割を輸入に依存しており供…

病院経営を知るためのおすすめ書籍5冊(新人~若手向け)

新年度を迎えて1か月。今年から入った新入職員も病院内の各部署に本配属となり、仕事が本格化してくる時期になってきました。 今年の新入職員がかわいそうだなと思っているのが、コロナウイルスの影響から「入社後研修」を受ける機会がなく現場配属になって…

2020年4月に面白かった病院経営Tweetまとめ

4月のTwitterまとめです。 3月にも増して新型コロナウイルスの話題で持ちきりでしたが、、その中で面白い視点のつぶやきや、マネジメント・人材育成や病院経営に関連した内容をピックアップしてみました。 新型コロナウイルス対応の現場 新型コロナ対策で保…

コロナウイルス患者受け入れに関する診療報酬上の特例対応まとめ

4/17に、「コロナウイルスの重症入院患者への診療報酬を倍増させる」というニュースが発表されました。 www.nikkei.com 「診療報酬の倍増」という部分が独り歩きしている気がするのですが、中身については ・2020年4月8日の事務連絡 ・2020年4月17日の中医協…

2020年3月に面白かった病院経営Tweetまとめ

病院経営に関わるTwitterのまとめ、今回は3月分です! コロナウイルス流行が本格化した3月、医療関係の現場の大変さがにじむツイートばかりでしたが…その中で病院経営に向き合うツイートをご紹介していきます! 医事課の運営 結果の出せる医事課になるために…

コロナウイルス流行が病院経営に与える影響を考える

日本でのコロナウイルス流行が本格化してきています。 医療現場が危機的状況になっていることを、国立国際医療研究センターの忽那先生が書かれたこちらの記事で改めて認識された方も多いのではと思います。 news.yahoo.co.jp こちらは新型コロナウイルス対策…

医事課の運営を難しくする人材問題について

今年は4月から医事課に異動して、とにかく部署の仕事で「ヒト」に関わることの多い一年でした。 4月から医事課に戻って、改めて思うのは「人が命」の部署なんだなと。対患者さんでも対スタッフでも、円滑なコミュニケーション無しでは何も始まらない。まずは…

病院事務職が委員会運営を真面目にやるべき理由

1か月くらい前に、「病院運営における委員会の役割」という記事を書きました。 www.medical-administrate.org 簡単に内容をおさらいすると、 病院における委員会では、各部署から横断的にメンバーが選抜され、テーマごとに討議をして、院内全体の業務に関わ…

2020年診療報酬改定を読む④:多焦点眼内レンズに係る選定療養の新設

2020年4月に行われる診療報酬改定に向けて、特に病院経営に深く関わる項目、社会的意義がある項目を注目すべきトピックをご紹介します。 今回のテーマは、「多焦点眼内レンズに係る選定療養の新設」です。 多焦点眼内レンズとは? 白内障に対する水晶体再建…

2020年2月に面白かった病院経営Tweetまとめ

病院経営に関わるTwitterのまとめ、今回は2月分です! 2月はコロナショックでTwitterもその関連の話題ばかりでしたが、その中で病院経営に向き合うツイートをご紹介していきます! 医事課の運営 レセ残業の原因。(過去の当院の場合)①紙レセ全件、人の目点検…

2020年度診療報酬改定を読む③:医療機関における業務の効率化・合理化の推進

2020年4月に行われる診療報酬改定に向けて、特に病院経営に深く関わる項目、社会的意義がある項目を注目すべきトピックをご紹介します。 今回のテーマは、「医療機関における業務の効率化・合理化の推進」です。 診療報酬に関わる業務や会議の特徴 患者さん…

コロナウイルス患者に関わる診療報酬の事務連絡まとめ

新型コロナウイルスの報道が連日盛んにおこなわれています。 個人的には、基本的な体調管理として ・こまめな手洗い・うがいを徹底する ・風邪症状がある場合は外出や勤務を控える ・人ごみに近づかない あたりをいつも通り行うことが大切と思っており、一市…

2020年診療報酬改定を読む②:救急医療管理加算の算定要件見直し

2020年4月に行われる診療報酬改定に向けて、特に病院経営に深く関わる項目、社会的意義がある項目を注目すべきトピックをご紹介します。 今回のテーマは、「救急医療管理加算の算定」です。 救急医療管理加算とは? 救急医療管理加算とは、入院時に重篤な状…

病院運営における委員会の役割

病院には、各部署での業務以外に、「委員会」という業務があります。 外から見える「病院運営」は、医師が診察や治療をして、看護師が病棟や外来で患者さんのケアにあたり、事務は患者さんへの請求回りの仕事をして…、といったように部署ごとに分かれた仕事…

2020年診療報酬改定を読む①:地域医療体制確保加算の新設

2020年診療報酬改定の内容について、2/7(金)にとうとう点数も含めて個別改定項目の詳細が出揃いました! このブログでも、改定の中でも特に病院経営に深く関わる項目、社会的意義がある項目をピックアップして取り上げていこうと思います。 今回は、新設され…

2020年1月に面白かった病院経営Tweetまとめ

病院経営に関わるTwitterのまとめ、今回は1月分です! 月を追うごとに記事のボリュームが増えていくことが悩みです。。笑 病院経営 病院業界の先輩の@co8gi さんと@Takahiro_Inukai と良い議論ができました。おふたりのコメント、勉強になるので、よかったら…

シンポジウム:「これからの医療経営人材を考える」イベントレポート

先日、こちらのシンポジウムに行ってきました! 聞いていて面白いお話が多かったので、イベントレポートという形でこのブログでもその内容をご紹介したいと思います。 2020年1月19日(日)「ケースとデータに基づく病院経営人材育成」シンポジウム2020実施し…

病院が新規サービスを導入する際の意思決定プロセス

医療ベンチャーの方とお会いする際に、「自社のサービスを病院に導入するにあたって、どのようにして病院の中の人にアプローチしていくのが一番効果的ですかね?」という話になることがあります。 よくよく考えると病院=臨床のイメージが強い一方で、具体的…

電子カルテのシステムダウンに備えて行うべきこと

医療機関の電子カルテへの依存度は、時代が進むごとに切っても切れない関係になってきています。電子カルテを入れることにより、 ・患者ごとの医療情報が逐次共有できる ・電子記録のためタイムスタンプがあり、医療記録としての機密性も高い ・各部門システ…

病院の経営企画室の役割とは?

「経営企画室」。なにしているかよく分からないけど、なんだか経営の中枢にいてカッコいい感じがします。 病院にも「経営企画室」という部署があります。「医事課」とか「施設管理課」のような、仕事名が部署名になっている部署と違い、「経営企画室」は、一…

医療機関におけるマーケティング戦略を考える③:市場地位別の生存戦略

前回までのおさらい マーケティングの4つのPとは、Product(製品)、Place(流通のチャネル)、Promotion(顧客との情報のやり取り)、Price(価格)を指す。 4つのP を組み合わせることを、「マーケティングミックス」と呼ぶ。長期的な成功を持続するため…

自分でメディアを作ることの面白さ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 2019年は、ブログに力を入れて記事をたくさん書いたり、Twitterを始めて日々情報発信をしてみたり、プライベートの中でも仕事に関する情報発信をする機会を意図的に増やしました。情報発信を…

2019年12月に面白かった病院経営ツイートまとめ

病院経営に関わるTwitterのまとめを前月に続き行ってみました!今回は、12月分! 医事課 DPC委員会からの情報を診療部の末端の医師に伝える難しさを感じ、診療科カンファレンスに参加して全医師に直接伝える形を作りました。顔を合わせて話し合うって大切。…

医療機関におけるマーケティング戦略を考える②:ターゲット市場の選定

前回記事のまとめ 〇マーケティングの4つのPとは、Product(製品)、Place(流通のチャネル)、Promotion(顧客との情報のやり取り)、Price(価格)を指す。 Product(製品):自院の診療科や疾患の得意分野、医師の専門性や人数、患者の受け入れ体制など…

医療機関におけるマーケティング戦略を考える➀:医療における4つのP

先日アップした「急性期病院における医療連携室の役割と今後の課題」の記事は、ありがたいことに多くの方からリアクションをいただけました。 www.medical-administrate.org 医療連携室の業務やその重要性は、記事の中でお伝えできたかなと思っていたのです…

新卒採用でのミスマッチとその改善策

私が勤務する病院では、自分の同期も含め、事務職として入職した3~8年目くらいの若手・中堅世代の人たちが立て続けに辞めていくという現象が起きていました。 転職理由は人によって様々でしたが、「思っていた職場環境と違った」「働き続けていてもキャリア…

転職活動を通じて得られた3つの経験

半年以上前ですが、病院業界内での転職を考え転職活動をしていた際に、『病院の事務職員の転職活動記』をこのブログで書きためていました。 www.medical-administrate.org 転職活動を通じて自分のキャリアを色々と考えていたところで、医事課への異動が提示…

公立病院の独法化がもたらす病院経営への影響とは?

12/3に、東京都にある8カ所の都立病院を、独立行政法人に移行するというニュースがありました。 www.nikkei.com 今年の9月に発表されて大きな話題となった「再編の検討が必要な公的病院リストの発表」と併せて、公立病院の運営が大きく変わろうとしている転…

外国人患者の受け入れと診療費請求の実態(後編)

前回のおさらい 日本の病院を受診する外国人患者は増加の一途であり、2018年に日本を訪れた外国人観光客は約310万人にまでのぼった。このうちの約1%が滞在中に医療機関を受診したと仮定すると、年間で30万人以上の外国人患者が日本の医療機関を受診している…