5月のTwitterまとめです。
4月よりも新型コロナウイルスの現場の話題は減った印象。マネジメント・人材育成や病院経営に関連した内容をピックアップしてみました~。
病院経営のヒント
コロナ禍で医療現場に負荷がかかっている傍ら、4月、5月と病院経営はかつて無いほどの最悪な状況。①電話診療は通常外来の単価より10分の一ほど。②各学会の意向により手術は延期。③人件費など概ね固定費はそのまま費用として発生。夏頃、民間で倒れる病院が出てきてもおかしくない状況。
— Alphabet@医療・介護 経営企画室 (@Q7eOrvVezwREwZo) 2020年5月14日
余談ですが、危機管理関連で私が理事長や院長に必ず提案することがもう一つあります。それは「記者会見の練習」です。一生に一度でもいいので練習をされておいた方がいいと思います。自分の言葉でしっかりと受け答えできることはとても重要になります。
— おやじ病院広報担当(兼 経営企画) (@Hospital_PR) 2020年5月12日
クリニック経営代行的な感じで、
— 小迫 正実 (こさこ まさみ) (@masamikosako) 2020年5月5日
- 電子カルテ/レセコン導入
- 会計ソフト導入
- 受付や看護師の採用/雇用
をマルっと請け負うサービスってないんですかね?
事務長代行みたいなのは見つかるけど、パッケージとしてやってるところはないのかな!?
外来の分析で、以前、請求金額帯別利益率分布を作った。
— DataDriven0123 (@DDriven0123) 2020年5月17日
・安い金額帯→人件費や材料費で損失。
・超高額→高額薬剤で利益ほとんどなし。
実は・・・検査、画像診断、指導管理料でしっかり算定した数万円ぐらいが利益があることが分かった。
要は再診料だけの患者をたくさん診ると利益がない。
僕は医師ではないですが、地域連携室に対してはちょっと思うところありますね。
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2020年5月17日
なんだか内部整理や支援をなしで「案件取ってきてるんやからなんとかせえよ!」「顧客第一でやれよ!」という営業マンに似てるんだよなぁ。
いや、その案件ゴミやん?とかどう対処する気?みたいなのが不満に変わる。 https://t.co/v5XpH7YkTM
「地連の本当の価値が見えてしまった」というのが刺ささります。保険診療マーケットでは、病院は紹介元で受診が減れば顧客を供給してもらえない。比較的都市部でも人口減少・過疎化に陥るシナリオを検討しておくべきかもしれません。 https://t.co/avzUXwduNn
— 病院広報バロンデセ (@_HOSPR) 2020年5月17日
診療現場の改善
患者満足度は接遇次第。治療の効果が現れるまでタイムラグ、自覚できない検査数値改善、情報の非対称性で、実感が伴わないようなアウトカムからは満足を得にくい。つまり治療やケアの成果だけでは、患者は良い病院とは評価しないという医療サービスの特性がある。よって、接遇は医療に不可欠。 https://t.co/j0SeFAzfhJ
— 病院広報バロンデセ (@_HOSPR) 2020年5月9日
勤務をエクセルで管理するな、って話もありますが、
— 小迫 正実 (こさこ まさみ) (@masamikosako) 2020年5月22日
現場仕事やシフトを伴う仕事はなんだかんだ、エクセルがいまだに便利だなぁーと感じました。
ITやWEBと、旧態依然とした産業の差って、なんかもっと根深い気がしている。ツールを入れれば良い話ではない。
コロナ禍で地域によっては入院患者さんへの面会禁止の制限を緩和する動きもあるようですが、もう暫くは面会禁止は続くと考えられます。そのような時、面会は一切できない病院とオンライン面会に対応できる病院とでは、格差が生じます。患者・家族目線で考え際に必要な対策を迅速に行えるかで差がつく。
— Black Cozy Bara (@Black_Cozy_Bara) 2020年5月23日
コロナ対応で今の自分ができること。多くの方々から頂いた寄付や手紙を職員に周知して、実際に治療にあたっている職員とそれ以外の職員との意識の差を埋め、一体感を生むこと。
— 経営企画課の事務マン (@renkeiman_who) 2020年5月9日
というわけで、職員用のバックヤードにコーナーを設け寄付の物資(写真)や手紙を貼っています。見てくれる職員いと多し。
夜の薬局にはたくさんの困っている患者さんが相談にくる。今日も4時間で2人の妊婦さんが相談に来て、感謝の言葉をいただいた。処方箋をスピーディにこなさなきゃいけない職場で薬剤師って要るの?って思ってる人は働く時間や場所を変えてみると違った景色が見えるかも。
— Yoko Gocho (@Yoko_Gocho) 2020年5月14日
薬剤師という職業は、正しくやるのが当たり前、ミスした場合のダメージは絶大という、承認欲求を満たしづらくかつ精神的プレッシャーの大きい特徴がある。だからこそ、職場内に認め合う仕組みや文化を意識的に作ることが薬局経営者には求められる。
— Yoko Gocho (@Yoko_Gocho) 2020年6月2日
病院事務のキャリア
病院事務スタッフの「才能」について考える。
— 難波津の蟹 (@RideRead) 2020年4月25日
(資質とか適性とか色んな類語があると思うが、ここでは敢えて「才能」とする)
業務においては、精度・分量・速度など、とかく目に見えるものが評価されがちだと思う。
しかし、有用な「才能」には、目につきにくいものがあるように思う。
尊敬する医療事務の方の記事を見て、少し胸がざわついた。
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2020年5月11日
業務知識の習得、あるいは人材育成として有用な場にいくために「有給休暇と自己負担」が割とよくある話として書かれている。
これは美徳ではなく搾取の話に聞こえるのは僕が甘いからでしょうか。。。#医療事務 pic.twitter.com/iv02BqHofX
病院事務職としてずっと食べていくのか?
— shisariya@病院事務職の生き方 (@ru_ba_go) 2020年5月15日
この問いに「はい」と
即答できるならとても素晴らしい。
即答できないなら即行動が必要。
私の回答は
「病院事務職だけでは食べてはいきたくない」
病院事務職+αのキャリアを目指す。
何歩先を考えて行動するかで人生は変わる。
面接していて思いますが、本当に凄い方々が多いです。ただどうか、時間があるようでしたら、病院のHPや、院長の名前だけは覚えてから面接にのぞむことをおすすめしております。これを知ってると知ってないとで差が出ます!
— おやじ病院広報担当(兼 経営企画) (@Hospital_PR) 2020年5月5日
新型コロナウイルス対応
記事にも書かれてますが保健所の検査キャパを超えてるのは検査を依頼する方としてもひしひしと感じてます。保健科学研究所など民間に頼んでますがそれでも追いついてない。保健所の人員を増やしてこなかった事や感染症対策がおろそかになっていた事を政府に追及する方が良いです。 https://t.co/eOeH7vAtNx
— ささがさん (@sasaga012) 2020年5月4日
政府は保健所に丸投げ状態。医療機関は保健所に指示を仰ぐが人員は減っていて満足に動けない。医療機関は保健所に不満を抱く。そして一般の人の批判の矛先は保健所。かなり可哀想な状況ではある。政府が全面に立って保健所を擁護しないといかんのだけど、それをしてる様子はないなぁ。
— ささがさん (@sasaga012) 2020年5月4日
院内感染が起きた東京・永寿総合病院緩和センター長とともに、全国の緩和医約20人が、面会禁止で面会できない患者と家族の負担を軽減するために、病棟へのタブレット導入を目指したクラウドファンディング。 pic.twitter.com/MasiV4X9np
— ケアダイアリー (@CareDiary2020) 2020年5月10日
「大事なのは、検査数の増加ではなく死亡者の減少」
— ささがさん (@sasaga012) 2020年5月11日
これは医療人の総意と思っていただいて
良いと思います。
統計の為のデータは取れずに
あくまでも治療のための検査であることは
理解してもらえれば。
聖路加国際病院の管理指針
— medical management 1966 (@Med_Management) 2020年5月5日
簡易検査キットがない中で、医療機関に搬送される救急患者の感染チェックに使えないか?
①胸部CTでの陰影チェック
②血液検査でのWBC上昇有無
③SpO2値の低下状況
この3点でウイルス感染症を疑えれば、受け入れをどうするか検討できないだろうか? pic.twitter.com/t1F5acvprz
一般の入院患者さんのケアは特に重要。
— ささがさん (@sasaga012) 2020年5月6日
家族が来られなくなると心的負担が結構かかる。
LINEなどを使ったご家族とのコミュニケーションや
なんか良い方法が無いか試行錯誤で考えてた。 https://t.co/KapBdSzZNW
もしこのまま収束した場合の1番の功労者は、実は高齢者施設・住宅の介護職たちではないだろうか。彼らはここで感染を広げてしまったら医療崩壊するとわかって行動していた。決壊を防ぐダムとして堰き止めていたのだ。
— 下河原忠道 (@tadamichi_shimo) 2020年5月8日
本日の対策本部会議のポイントの資料。#出口 というよりも #新しいあたりまえ や #新しい生活様式 への「入り口」にあたる大切な時期。「新しいあたりまえ」においては非接触非対面が増えて情報技術が貢献できることは多いはず。https://t.co/ay1PKqIwz5 https://t.co/YOTRkue3z2 pic.twitter.com/vFyDBONqnq
— 宮坂学 Manabu Miyasaka (@miyasaka) 2020年5月15日
(´-`).。oo(緊急事態宣言解除後に国支給の布マスクなんて意味がない!とお思いの皆様…マスクを…マスクを非常用持ち出し袋に入れるのです…。いざというときに使えますし、清潔なガーゼは怪我の手当てなどにも使えます。開けずにそのまま入れておくのがポイントです…) #アベノマスク
— 亀田総合病院(ちっとばあり公式) (@kmc_pr) 2020年5月25日
職員教育
日系大企業の新人研修が温くてダルイというの気持ちは分かりますが、工夫の余地もあると思います。私の前職で「研修退屈だったから、講師の言っていること英語でディクテーションしてたわ。」といってノートにびっしり書かれた英語を見せてくれた同期がいます。和田耕太郎って言うんですけどね。
— tomo_8095 (@tomo_8095) 2020年5月8日
新卒君が議事録作成に苦戦している
— zelda@コンサル(Stay Home中) (@zelda21224230) 2020年5月14日
個人的に議事録作成には、次の4要素が重要だと考えている
「入力速度」×「言語化」×「構造化」×「業務知識」
特に、言語化・構造化の部分が良い議事録になるか否かの”肝”かと、
一足飛びにはスキルが向上する事はないので、日々の研鑽が大事だと改めて実感
あと、古谷昇さんの本にあるとおり、マネージャーは、ちゃんと戦力を把握するってのが非常に重要。戦力を超える成果は出せないし、自分たちのチームの戦力を過大評価しているようでは大日本帝国陸軍と一緒。そこは一種の「あきらめ」のもとプロジェクトは進めるべき(但しぼくもできていないことは多い
— Shinsuke Morimoto (@morimoto_s) 2020年5月25日
会議のファシリテーション
これ、めちゃくちゃよくわかります。ここを議論させていただきたいです、と仕切りながら進めないと、何かありますか?などと聞いても議論が発散してしまうことが多い。議論の仕方を含めて設計してこそ。私もこれができてるとはいいきれないんですが、特に意識していきたい。 https://t.co/vWBKBVRKLz
— 外資系ポンコツ@戦略コンサル (@gaishiponkoz) 2020年6月5日
会議で主導権を握る方法
— 松本淳|アースメディア代表|メンター (@Jn_Matsumoto) 2020年5月16日
①アジェンダ準備
②ホワイトボード書き
③議事録を作成
「雑用」だなんて思ってると致命的。これをやると、全体を自分の思う方向に乗せられる。わかってる人が多い会議では、ホワイトボード争奪の激しいバトルが繰り広げられる😎
地味だけど、人を動かすのはこういうこと。
これからの管理職に求められるスキルは"つっこまれ力"なのではないだろうか?もう少し言い換えると心理的安全性を与えられる人間力。この人には何を言っても大丈夫で、思わずつっこみたくなってしまうような余白があるということ。これは人間的な心の余裕であり、ポジティブオーラなのかもしれない!
— Kenichi@着想ポジティブ (@kenichi_steam) 2020年5月15日
ヘルスケアビジネス
昨今、クリニック向けのSaaSが盛り上がってきてます。しかし、病院向けのSaaSはまだまだ。
— 小迫 正実 (こさこ まさみ) (@masamikosako) 2020年6月2日
そこには電子カルテの壁が。
そんな想いとおすすめ企業について記事にしました。
病院向けクラウドサービスにもっと参入してください - …https://t.co/WuDcX7sBnp
ヘルスケア企業にとって今の環境はめちゃくちゃワクワクできる状況になってきているけど、
— aritaku (@aritaku03) 2020年5月28日
旨味があってワクワクしているのは、ヘルスケアの中でも疾患と患者に向き合っている企業だけだろうなとも思う。
(表層だけやっているヘルスケアは実はそこまでという仮説)
多分単にITヘルスケアベンチャーに人が流れてくるよりも、病院とか薬局が直接ビジネス人材・エンジニア・デザイナーを採用しだすともっと業界が変わっていく流れが早まるのになって思う。
— aritaku (@aritaku03) 2020年6月4日
コロナがピークの際、病院の電話がパンクして退院転院調整に悪影響が発生したこともあり、弊社の電話FAXの代替であるCarebookがめっちゃ求められている。コロナ前と全く違う反応。やっぱり電話FAXだけだと大変なんだよね。第二波がきても病院・患者さんが困らないように多くの方にサービス届けないと
— 志水文人@3Sunny (@shimonnzu) 2020年5月29日
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早く新型コロナウイルスが落ち着き、日常の、通常通り忙しい病院が戻ってきてほしいなと思います。また、新型コロナウイルス後の病院運営・病院経営も考えていかなければならないフェーズに突入しており、そのような内容をこのブログやTwitterで発信していければと思っています!