2021年2月に面白かった病院経営Tweetまとめです。
1月と比べると緊急事態宣言を受けてコロナ感染が全国的に下火になり、またワクチン接種の内容が具体化されていくなど、医療現場にとっては久々に前向きな話が増えた月でした。そんな2月の内容を振り返りたいと思います!
病院経営・運営の実務
次年度の予算を組んでいますが、今年度見込みでコロナ補助金を入れ込んでも赤字決算の病院は、次年度予算でも赤字予算の傾向にありました。本当に厳しい。できる限りミニマムにして費用削減を進めない限り、病院単体では事業が成立せず、やっけいけないと思う。
— Alphabet@病院・法人経営企画室 (@Q7eOrvVezwREwZo) 2021年2月17日
3年間、一緒に改革を推し進めてくれた事務長が今年度で退任。データを元に包括病床を増床したいと言えば、直ぐ動いてくれ!の指示。入退院支援加算を取りたいけどMSWが居ないとなったら、連れてくる。まだまだ多々ある。黒字化は私達のお陰と言ってるけど、間違いなくあなたのお陰です。感謝しかない。
— nene. (@nenehappy1205) 2021年2月18日
外来適正化に向けて医師から
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2021年2月13日
「医者単位で統計をとってほしい。頑張ってる人とそうでない人が明確にわかるはず!」
と言われ、データを作成。
すると、その提言をした医師の成績があまり良くないことがわかりました。
正直に報告したところ
「なるほど!僕が頑張るわ!見える化大事やね!」
と。
売上高分析は大から小へ、縦から横から斜めから、が有効。
— 石坂真一郎 @特定医療法人研精会 (@s_ishizaka) 2021年2月12日
まず法人全体のPLを前期比較。そして施設別→診療科別→病棟別と機能別に細分化。
同時に年間→四半期→月次→日次と時間軸を細分化。
地域包括ケアをするなら患者単位で一気通貫するのも有効だろう。入院、外来、訪看、デイケア等を通しで。
コロナ特例の診療報酬
— K Mat (@KMat74562541) 2021年2月27日
・電話再診(増収なし)
・院内トリアージ実施料
・乳幼児感染予防策加算
・二類感染症入院診療加算
・救急医療管理加算(1~5倍&日数増)
・特定入院料(3倍&日数増)
当県くらい患者が少ないと4~1月で増収分約4,400万円。
ぶっちゃけ空床補償の方が比較にならない程多い。
病院でWi-Fiを患者さんに提供するには
— Ayako Shibata@LINEボットで妊娠や性相談 (@ayako700) 2021年2月13日
1、患者さんが使用料を支払うか
2、診療報酬として請求できるか
かつ
3、YouTuberやクラブハウス等のリアル配信で周りに迷惑をかけない規制
4、ネットトラブルに病院がまきこまれない規制
が必要だろうなぁ。
日本一子供が生まれる病院で出産して、レストランは院内に3つ、月水金は15時にティータイムもあり!
— もな®︎@1m👈39w6d (@mn51427120) 2021年2月21日
手出しは6,100円でした!絶対次もここ!!!
突然の #産院レポ pic.twitter.com/Df03yljM1D
お忘れではありませんか?東日本大震災が起こるまで各社の震災対策計画の想定マグニチュードは7.3程度が多かったんですよ?これは大地震ですよ。
— たいしょう (@taisho__) 2021年2月13日
影響を受けた範囲の事業拠点については被害確認が必要。安否確認は直ちに開始が望ましく、被害確認は明日中に始められる方が望ましい。
臨床現場を知る
もしかして、もしかしてだけど、
— Naka/手術看護の専門家 (@NK_PONS) 2021年2月28日
手術看護学会が非看護職向けに器械出しの教育・認定制度を作ろうとしていることってあまり知られていないのでしょうか?器械出しが看護師の仕事ではなくなる可能性は僕の空想ではなくてジワジワと現実味を帯びてきているんです。
小林化工に続いて日医工も業務停止命令てなると、流石にちょっとジェネリック大丈夫かって私でも思う。
— Yasuaki Hasebe, MD/長谷部 靖明 (@yasuaki_hasebe) 2021年2月25日
セファゾリンのときも思ったが、安定供給は製薬企業の使命だと思う。
カテ室で使うプロテクターな、放射線技師が破れがないか、穴はないか撮影して確認してんだよ。病院のプロテクター全てを定期的に調べるんだ、時間外にね。どれだけ大変な作業か。地道やけど本当に大事な仕事だよ。透視を使って作業する医者は時にはこれを思い起こして感謝して欲しい事の一つだね。
— 医局長 (@A69pSE6e19rAY3s) 2021年2月25日
ここまで書いておきながら「行政手続きじゃないから押印廃止の対象になりませ〜ん」とか抜かす厚労省くん、罪が重すぎじゃあないですか。
— tefujita (@tefujita) 2021年2月18日
めったに出てこない開設許可申請の押印より毎日何千枚発行されてる処方箋の押印を先に廃止しろと。 pic.twitter.com/WN62zUORdY
都内震度5以上だったのですぐweb会議を立ち上げ動けるスタッフが参集、安否確認の連絡網開始。優先順位Aおよび人工呼吸器やHOT使う人たちに電話してみんな無事。
— 岩本 大希 (@taikitenpa) 2021年2月13日
ウィルクラウドの災害機能がうまく使えたのがよかった。でももう少し使いやすくすべきことにも気づいた。実践が機能改善になっていく。
新卒から6年間やってきた訪問看護について、今思ってることを書きました。気になる方はご一読どうぞ💁♀️
— かわむらしほ|まちのよろずやナース (@kwm_hoge) 2021年2月20日
訪問看護というカスタマーサクセス|かわむらしほ @kwm_hoge #note #私の仕事 https://t.co/kwg2GrWO7c
組織のマネジメント
改めて思う。
— shisariya@病院事務×医療系事務専門コーチ (@ru_ba_go) 2021年2月17日
部署長の次の2番手(右腕)の人材が育たなければ部署全体はまとまりにくい。
そして何より部署長のみの単独の体制はより一層まとまりにくい。
昔ながらの体制を変えるのはそれだけ負荷がかかり協力者が必須。
医療機関でマネジメントをしていると「あ~、失敗したなぁ」と思うことがある
— ハイエイシュ (@haieishu) 2021年2月7日
それは、マネジメントにおけるターニングポイントと捉えるべき
ターニングポイントは、標識があるわけでなく、その場に立って初めて気づくもの
その意識の差がマネジメント技術習得の差につながっていく
医療関係者はEBMと聞くと、Evidence Based Medicineと考える
— ハイエイシュ (@haieishu) 2021年2月23日
医療機関経営者や管理職は、Evidence Based Managementも考えたい
思い込みとひとりよがりは医療も経営も禁忌
先達の衆智を懐に入れておくと柔らかな自信に包まれてくる
初めて部下を持った当時の僕へ。質問ハードルを下げたくて「分からなかったら聞いて」と散々言っても新入社員は少し困るぞ。「何が分からないかも分からない」が普通だぞ。「判断に責任持てるか迷ったら聞いて」とか言われるほうが聞きやすいぞ。小さな伝え方の差が今までのキャリアの役に立ったぞ。
— ラスカル|次期社長 (@rascompany__) 2021年2月15日
マネージャーにしちゃいけない人の特徴に「すぐ機嫌悪くなる」がある。この手の人がマネージャーになると、部下の仕事に「マネージャーのご機嫌取り」が追加されるから、生産性も落ちるし、「忖度(ゴマすり)文化」も生まれる。マネージャーを目指す人は「セルフご機嫌取りスキル」を身に付けましょ!
— 川畑翔太郎|UZUZ(ウズウズ)専務 (@kawabata_career) 2021年2月15日
病院事務のキャリア
病院の事務職に対して、考えてきたこと
— 小迫 正実 (こさこ まさみ) (@masamikosako) 2021年2月23日
・事務職=海外のAdminと捉える
・Hospital Adminで検索して、Job Descriptionを見て求められる能力を知る
・外資系企業のChief Administration Officer を調べる
・外資系のAdmin=バックオフィスの専門性を知る
・バックオフィスで必要なスキルを身につける
定期的なジョブローテーションをかけたいと思いながらも、現実には「余人をもって代えがたい」「医事経験者にしか任せたい」「人事経験がないと・・・」等々という場合が多く、いつも苦しんでいる。病院経験者で転職希望者はDMください~。
— tefujita (@tefujita) 2021年2月3日
病院の経営分析担当になって仕事したとき、過去に取得した資格が役に立った。
— e-Dataくん|目指せ!医療データのソムリエ (@eDATAkun0123) 2021年2月8日
簿記はもちろんだが、意外と使えたのがFP。
病院の収支シミュレーションは、ライフプランニングの考え方を応用したものだと感じている。
お金の扱い方が強い人ほど、病院経営に強いと思う。
本来、事務職員の教育については業務上の「あるべき姿」に向け、自発的な行動を促していく(気づかせる)ことが必要だと思う。
— K Mat (@KMat74562541) 2021年2月16日
でも、そもそも自院のビジョンの中で、事務職員に求めるものは何なのかという、根本的な位置付けがされていなかったりもする。
結果、勝手に育つヤツしか育たなかったり。
ヘルスケアビジネス
都内の会社員。熱が出て来た。近くの病院は閉まっている。コールセンターに電話すると30分ほどで医師が到着。PCR検査は陰性で、風邪との診断を受け点滴などの治療を受けた。
— 佐々木 淳 @医療法人社団悠翔会 理事長・診療部長 (@junsasakimdt) 2021年2月23日
「新型コロナでないと分かって助かった」
これダメなやつ。
何のための往診?
こんな往診必要?
https://t.co/9Zl4IEAtPv
ちなみに夜中に医者を呼ぶと、
— 佐々木 淳 @医療法人社団悠翔会 理事長・診療部長 (@junsasakimdt) 2021年2月24日
初診料:2,820円
往診料:7,200円
深夜加算:25,000円
最低35,000円。ここに処置料や薬剤費。
高額だけど自己負担は0~3割。残りは社会保障費。
タクシーで自力で病院行くより安い。
夜間の医療デマンド喚起に成功したスタートアップは公共の財布からぼろ儲け。
「医療ビジネス」には「医療情弱ホイホイ型ビジネス」と「国民皆保険ハック型ビジネス」が混ざってる。
— 小林宏彰@VC (@KobyMd) 2021年2月24日
患者向け医療機関検索プラットフォームは医療サービスか|病院広報バロンデセ @_HOSPR #note https://t.co/Jp0pGOjBiy https://t.co/9i0HQkjQqk
— 病院広報バロンデセ (@_HOSPR) 2021年2月13日
米国14の病院グループが共同でデータ会社を設立。データを持ち寄り匿名加工し、製薬に販売。日本だとMDVがやっていることを、病院自らやる感じ。
— おがわ|HH代表取締役 (@ogawa_hh) 2021年2月14日
ほか業界でもそうだが、米国は垂直統合するが、日本は水平統合しがち。この情報産業への「苦手意識」を、どう事業に繋げるかhttps://t.co/NhN5sdw0GJ
ヘルスケア領域においても、先ずは安価で面を取って、その後に大きく値上げ&マネタイズ、という戦略は定石だが、成立前提があるようだ。
— aoki takeshi | CMV (@TakeshiAOKI7) 2021年2月22日
①小規模事業者向けビジネスが望ましい
②提供価値と値上げ後の価格がバランスしている
③十分以上なコミュニケーション体制が整備された後
医療×IT
前橋赤十字病院がApple WatchとiPhoneを導入💁♂️
— ポンコツ看護師モギ@訪問看護 (@ka2x2aOS7YPzDHp) 2021年2月3日
国内初のApple Watchとナースコールを連携を行なっており、全役職に1人1人にiPhoneを持たせることでコミューケーションの効率化を図っているそうです。
そのうち心電図モニターなどの情報もiPhoneから確認できる時代がすぐ来そうな予感がします。
最近の医療機関
— RUT@ ヘルスケア × Dx × がんゲノム🧬 (@RUT_hhshark) 2021年2月27日
デジタルの取り組み5つ
①徳島大
糖尿病管理をAI支援
②順天堂大
AI自動分析
血液がんの高精度鑑別に成功
③神奈川県
チーム制アプリ
糖尿病患者の行動変容に寄与
④国際医療研究センター
生活習慣病リスクのAI予測 共同研究開始
⑤千葉大
診察補助 臨床データ分析の共同研究開始
【意外と知らない救急医療(今回は救急じゃないけど)】
— 救急医:園生智弘@TXP (@txpsonoo) 2021年2月3日
少なくとも私は研修医1年目から、「カルテの"病名欄"は"保険病名"だから病状把握には決して使用するな」と教育されました
そんな"保険病名"を自信満々にPHRに載せようとかいう話を聞く度に微妙な気持ちになります
地域連携
ポストコロナ受け入れを円滑に推進するためのコンソーシアムとやらに出席。日本で1番(偏差値上)の病院の長やらが地域連携とはなんぞや、を理解できてないことはもちろん、〝個人情報〟がうんぬんかんぬんで結局電話とFAXの人海戦術を中心の連携を進めようとして愕然とした。自分に何ができるかな。
— 手老 航一@地域密着型多機能病院 (@kakkoiiyowamusi) 2021年2月6日
公立病院 コロナ病床3%:日本経済新聞
— さわゆう🌻 (@sawa_yooou) 2021年2月22日
自治体が主導権を握り最適化した松本医療圏の話が出てますが、松本医療圏は医療計画の資料をみても、別格だなと思っておりました…ので一度みると楽しいと思います。 https://t.co/J6Y2yRoYzw
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今月はあえて?、コロナ関連の話題は外してみました。(というか、コロナ対応・対策は当たり前のものとして、病院運営を考える時代になってきており、その話題に特化したtweetがかなり減ってきた印象です。)
医療従事者を対象としたワクチン接種が 本格化する3月にどのような変化が起きるのかを見守りつつ、新年度への準備を進めていこうと思います!