年末からの新型コロナウイルス第3波への対応に明け暮れ、年明け早々に緊急事態宣言が発令し世の中も再び混乱と、2021年も激動の年になりそうな全国の医療機関。
今年も引き続きその月に面白かった病院経営tweetのまとめをしていきたいと思います。今回は、2021年1月分です!
医療機関の運営
この前行った #医療機器 #輸入 について、noteにまとめました。
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2021年1月30日
実務で使うことはまぁ少ないと思いますが、医療事務にとってはレア体験ということで共有させていただきます!#医療事務 のための、輸入手続きのやり方|わんたか #note #ヘルスケアSHIP https://t.co/J7DXaVxK61
そういえば院内Wi-Fiもそうなんだけど
— ささがさん (@sasaga012) 2021年1月29日
大体2週間以内に退院が多い急性期病院の
患者サービスの向上ってなかなか難しい。
インフラの整備は特に。
新しい機材にしたいなぁとかはいつも思うけど
サービスにかけるお金は診療報酬が
入るものに比べたら優先順位は落ちてしまう。
雑誌「看護管理」の面会制限が意思決定にもたらした倫理的課題について、豪華なメンバーの中に加えてもらい寄稿しました。僕の記事より他の方の記事がむちゃくちゃ勉強になるので、そっちをオススメします。
— 岩本 大希 (@taikitenpa) 2021年2月2日
特に個人的に実践家としてリスペクトしてる藤田さんが熱いですhttps://t.co/c7ozaDRRUS pic.twitter.com/8DVtwrvuFB
【意外と知らない救急医療】
— 救急医:園生智弘@TXP (@txpsonoo) 2021年1月11日
同じ救急指定病院でも1日30台の救急車が来る病院から1年に30台しか来ない病院まであります
スタッフ配置・医療機材・経験値、全て別世界
インフラの揃わない病院でのECMO等の高度医療実施は、ママチャリにジェットエンジンを積めば飛べる、という類の怖さがあります pic.twitter.com/uN58V4g0aw
QC活動紹介⑩勤務時間に対する意識を高めるため、日勤者のユニフォームを「無地」、夜勤者のユニフォームを「柄」と区別しました。ユニフォームを区別することで、自他ともに勤務時間を意識でき、働きやすさの向上に繋がりました。※すべての病棟においてこの取組を行っているわけではありません。 pic.twitter.com/w53racoJNH
— 都立小児総合医療センター (@TMCMC_pr) 2021年1月12日
病院経営や働き方改革なんかで、一発逆転があると思っている人が一定数いるんだけれども、そういうのってこれまで何も手を着けてこなかった病院に限られるんだよね。
— K Mat (@KMat74562541) 2021年1月14日
構想は広い目で、行動は地道に一歩づつ。
これだけ楽したがりの俺が言うんだから、間違いない。笑
「うちぐらいの規模の病院でここまでの対策不要じゃない?」みたいな感じだった電子錠対応や陰圧待合室は結果的に今次コロナ禍でめちゃくちゃ役に立ったりしたので、やはり【今の診療能力より『やや上』の施設を整備しておく】というのが大事だなと感じた。医療のスタンダードは上がるのが早い。
— tefujita (@tefujita) 2021年1月18日
個室率も4割弱と設計当時は高めにセットしたつもりだったけど、多少面積増えても5割目指すべきだったかな、とか。ベッドコントロール上は個室が多い方がやはり有利で、稼働率にも影響あるんだな。
— tefujita (@tefujita) 2021年1月18日
世の中には、「重症患者を一手に引き受ける総合病院」と「箱物は立派でも平時から絶望的に人手不足な大学病院」と「断らない救急をモットーにする体育会系中規模病院 」と「患者の1/3は寝たきりで夜間医者は1人で検査技師不在の療養病院」の違いを理解せず、全てを平等にならせという人がいるらしい。
— 奏哉 (@Soya_right) 2021年1月9日
入退院センターでの入院までの流れを検討していますが、診療科によって書類も違えば手順や流れ、説明者も違っていたり、重複した説明しており、整理が必要だと思いました。
— 連携室と準備室 (@sintou_renkei) 2021年1月19日
これを入退院センターで行うことで、統一した流れに変えていくことが可能になると思っています。
医療×IT
NOBORI、改めてめっちゃ良いな。
— 小迫 正実 (こさこ まさみ) (@masamikosako) 2021年1月18日
先日、声帯を診てもらった内視鏡の画像がアップされてるわ。 pic.twitter.com/7KxN4Baf8M
医療機関や薬局のDXを考える際、つい業務効率化による負担軽減・コスト削減ばかり目が行きがちだけど、それだけだと意外とインパクトが大きくなくて投資の意思決定につながりにくい。患者体験の向上やデータ活用による収益向上・価値向上まで含めて考えたい。
— Yoko Gocho/旅する薬剤師🌎 (@Yoko_Gocho) 2021年2月1日
前橋赤十字病院がApple WatchとiPhoneを導入💁♂️
— ポンコツ看護師モギ (@ka2x2aOS7YPzDHp) 2021年2月3日
国内初のApple Watchとナースコールを連携を行なっており、全役職に1人1人にiPhoneを持たせることでコミューケーションの効率化を図っているそうです。
そのうち心電図モニターなどの情報もiPhoneから確認できる時代がすぐ来そうな予感がします。
RT 医療機関のIT環境の問題のひとつでもあると思う。IT化が進んでいないとの言説の多い業界であるが、実際は、1970年代のレセコン普及以降、急速にIT化が進んだ。センシティブな個人情報を抱えることから 、2000年以降もインターネットへの接続を避け続け、オンプレ/閉域網でのシステム構築を主として
— 阿部 (@Abeoma_) 2021年1月10日
オンプレのクライアントサーバ型電子カルテシステムの電カル端末をそのままインターネットに接続する病院さんがあると聞いて。
— ちゃってん (@cha_tten) 2021年1月13日
実は私もそれで良いんじゃないかと思っていたり…。
出入口対策はカネかければできるとして、ユーザーの教育がなー…。
救急搬送や転院搬送の選定にEMISみたいなシステムを導入できないのかなぁ ないならEMISでも
— 埼玉医科大学救急センター•中毒センター@中の人 (@smu_99ecpc) 2021年1月18日
もちろん随時更新を義務付ける前提で
更新時間がわかるから、ずっとしていない医療機関には指導が入る
要請時から受け入れ可否を消防や保健所、近隣病院がある程度共有するともっとうまく回せる様な気がする
医事課での業務
医療機関の経営について、最も真っ当且つ適切な手段は、査定の適正化だと思っている。
— K Mat (@KMat74562541) 2021年1月24日
こっちの出した請求書をいちゃもんつけて減額するのを止めるだけで、ちょっとした診療報酬の加算以上になるだろ。
再請求とか症状詳記とか、関連する無意味な手間も減るし。
今日医局に行くと
— さりゅの干物@経営支援希望の主任 (@union_salyu) 2021年1月26日
「おっ、算定のハイエナか来たw」と医師から言われました。
正直、嬉しい。
医療事務にとって最高の褒め言葉だ。
そして、医師たちに少しずつ算定に興味を持ってくれた証拠でもある(`▽´)
これだから外科系は辞められない、譲れない。#医療事務
個人的に思う事。
— shisariya@病院事務×医療系事務専門コーチ (@ru_ba_go) 2021年1月30日
レセプト点検にとにかく時間をかける職員がいるけれど点検に完璧な終わりはない。点検が完璧に終わるという認識は各個人の裁量による部分が大きい。
勿論、収入に直結するため点検業務はとても重要。
しかし点検業務の限度を決めて「生み出す業務」に比重を転換していく事こそ必要。
組織作り
組織の中には必ずキーパーソンがいる。仕事が出来て、的確な判断力があって、人望も厚い。
— 石坂真一郎 @特定医療法人研精会 (@s_ishizaka) 2021年1月29日
これは役職者とは限らない。
前職のクライアントに派遣社員でそういう人がいて、スーパー派遣社員と言われてたな。
そういう人物をしっかりおさえて活躍の場を与えられると良い組織になるね。
仕事は出来るけど他人にキツい人、判断は的確だけど前に出たがらない人、仕事は普通だけど人望が物凄く厚い人など、能力を部分的に備えたスタッフがいて、彼らのフリクションを抑えつつ、能力を活かして組織を機能させる事ができる人がマネージャーなのかなぁ。 https://t.co/4TYbDDJ0Aj
— 難波津の蟹 (@RideRead) 2021年1月29日
組織開発で一番難しいのは、どう代謝の仕組みを作るかということだと思う。
— 加納 一樹@病院の人事 (@kanokun6) 2021年2月1日
採用は得意だけど、退職マネジメントが下手という組織が非常に多い。
人員整理は私は強く否定する方なんだけども
— ささがさん (@sasaga012) 2021年1月24日
やるとなったら
・現在の人員配置
・誰がどのジャンルが得意なのか
この二つは徹底して調べないといけないと思う。
外したら致命的になるという人は確実にいるからね。
まずは職員を知り、仕事を知る事。
それらを知って初めて人員整理の話になると思う。
有事の際のミドルは、上長の負担を減らしてくれるタイプとその逆に二分される。もっというと、気が利くミドルも課題ばかり見つけてくれる人と改善策も合わせて見つけてくれる人に二分される。
— Y.MURAYAMA (@otmuracha) 2021年1月14日
僕はどちらかと言うと比較的ミドルに恵まれていると感じている。
地域連携
〝地域密着型多機能病院〟。
— Terou@日本で1番へっぽこな病院事務長 (@kakkoiiyowamusi) 2020年12月31日
この言葉を初めて聞いた時、『これだ!!』って真底思った。
地域の需要を把握して、地域社会と深く関わりながらみんなと最後まできちんと関わることができるそんな病院。〝こういうタイプの病院〟においてのトップを目指す、そんな第一歩となる年に2021年はなりそうです。 pic.twitter.com/Km7Ytdj3rV
コロナ対応で長野・松本モデルが紹介されてます。平時に病院間で連携をとっていくコミュニケーションがとれていたので、コロナ禍の有事な時にも役割分担の連携がとれているそうです。松本医療圏の市長間でも連携がとれてることも後押しとなっているとのこと。地域医療を支えるには横の繋がりが大事。
— Alphabet@病院・法人経営企画室 (@Q7eOrvVezwREwZo) 2021年1月12日
この緊急事態下での閉鎖的な“地域連携”の流れを断ち切りたくて。。当院では自院の機能の特性上も踏まえ、前方の急性期からお送りいただいた患者様の入退院時のそれぞれリハビリの様子などをZoomを介し、動画等を交えフィードバックすることを始めてみた。新たな“地域連携”の形が見えてきた気がする。
— Terou@日本で1番へっぽこな病院事務長 (@kakkoiiyowamusi) 2021年1月17日
民間病院が…
— しゅう@病院事務(医事課) (@matsu_f16) 2021年1月17日
当医療圏では、感染症病床を持つ公的病院がコロナ患者の対応を頑張っている。その分、救急の受け入れを絞っている。その救急患者を民間病院の当院が積極的に受け入れて地域医療を守っている。病床稼働率は100%。
個別最適ではなく、地域最適。
医療機関で働く方:仕事のヒント
大病院から中小病院へ転職をすると、業務量は大変ではあったがいかに大病院が恵まれた環境だったかを痛感させられる。
— shisariya@病院事務×医療系事務専門コーチ (@ru_ba_go) 2021年1月4日
福利厚生、豊富な人材などのリソース。
そして何より「人材育成への意識」
中小病院では部下のいない役職者が当然に存在する。
そのような状況下では育成の視点は育ちにくい。
総務課ってなんの仕事してるの?楽そうだけど?の声をよく聞く。他の部署のように目に見えない仕事が多いから仕方ない。
— 病院総務課事務員 (@soumuyasp) 2021年1月10日
総務課は業務の幅が広いし、全職種と触れ合うことができる部門ってもしかしたら、病院では総務課が唯一の存在かもしれないと思う。だからこそ総務課は面白い!
イケてる営業資料とイケてない営業資料の決定的な差は、あるページの有無で決まると思います。
— DJ141 / digsas CEO Yuki Ishii (@DJ_141) 2021年2月1日
イケてない資料は全ページが「説明」になってます。
イケてる資料は「ディスカッション」を目的とした叩き台になるページがあります。
みなさんの資料にはディスカッションのためのページはありますか?
データ分析の基本中の基本は、ファイルの整理だと思う。
— e-Dataくん|目指せ!医療データのソムリエ (@eDATAkun0123) 2021年1月30日
ファイル命名の規則があれば、規則性に従い大量のデータを読み込むことができる。また、特定のフォルダ以下のファイルを読み込むことができる。
ファイルの整理は仕事の効率化にもつながるので、普段からやっておきたい。
"マネージャー"と名の付く、人やプロジェクトやロジを”なんとかする”人は、
— 小迫 正実 (こさこ まさみ) (@masamikosako) 2021年1月9日
・インパクト、アウトプットを前提に
・課題やタスクを洗い出し、関係性を見出し
・優先順位を関係者と共有して
・自分が「やるべき」仕事を
すべき。
目の前の仕事より、自分がやるべき仕事を常に考える必要がある。
転職について、いろいろ書こうと思ったけど、うまく整理できず・・・。
— 小迫 正実 (こさこ まさみ) (@masamikosako) 2021年1月17日
思うところがある人、コメントくださいm(_ _)m pic.twitter.com/DiCUxkUEhL
コロナ禍での病院運営
外来で発熱患者のファーストタッチ引き受けたり、重点医療機関からその他患者を引き取ってコロナ用に病棟空けるのに協力したりしてるわけで、直接コロナの感染者の入院診療受け入れてなくても地域全体の中で果たす役割はあるんですけどね。この「戦場に行かないと非国民」みたいなのは一体なんなのか… https://t.co/xcEwUowNd8
— tefujita (@tefujita) 2021年1月6日
でも今真っ先に手当てすべきは、感染症外来を持っている、一見すると人が足りているように見える基幹病院で。
— medtoolz (@medtoolz) 2020年12月31日
仮にこれから先、なし崩し的に「あらゆる病院で発熱患者さんを診察」の流れを作るとして、ケツ持ちを担当する病院が機能不全を起こすと、末端まで一気に動かなくなる。
今、面会禁止になっている病棟内で働くことに慣れてしまうと、以前のように家族が普通に面会に来ている頃の働き方に戻れるのか。ある意味、緊張感があった以前との比較。前以上に生活の場を提供してるって感覚が病棟全スタッフには必要では?
— はまさん@地域連携室SW (@hamasan3218) 2021年1月5日
中国で偽物の新型コロナウイルスワクチン3,000回以上が押収、80人超が逮捕された。中身は生理食塩水だったそうです。https://t.co/6vKbgwxRwR
— Yoko Gocho/旅する薬剤師🌎 (@Yoko_Gocho) 2021年2月2日
早期に経済活動を再開するにはワクチン接種率を上げることが早道で、そのためにはワクチンを純粋に分かりやすく科学マターとして論じる姿勢が政治家とマスコミ各社に強く求められている。政治マターや手っ取り早い商売道具にすることなく。
— 🥦Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣 (@SakamotoFumie) 2021年2月3日
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ここ最近のTwitterでのみなさんの情報発信を見ていると、新型コロナウイルス患者の受け入れや感染対策にはより一層の強化を図りつつも、それ以外の通常診療を時代に合わせてアップデートしていく流れも多くみられて、大変勉強に、そして刺激になります。
様々な方のTwitterでの情報発信を、月に一度まとめていきたいなと思っていますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。