もう5月も折り返し地点ですが、4月に面白かった病院経営Tweetまとめです。
世の中はコロナ対応、そしてワクチン接種問題で相変わらず大騒ぎですが、今回はあえてその内容は外しつつセレクトしてみました!
病院経営のヒント
今までになく急性期病院売却の話しがあります。経常利益、単年でマイナス約10億円。コロナの見通しが立たない限り、請け負いたくてもどこも動けないでしょう。
— Alphabet@病院・法人経営企画室 (@Q7eOrvVezwREwZo) 2021年4月12日
病床稼働率を100%にするには男女相部屋にする(基本あかん)、ICUを全部埋める(あとがない)、救急外来の簡易ベッドに部屋があくまで待機してもらう(好ましくはない)などなど、乗り越えないといけない壁があるんです。95%くらいが現実的な限界。
— こどぶ💐先生 MD FCICM (@codeblueflower) 2021年4月10日
収益を増やすにも費用を減らすにもやるべきことは画像のように体系化できる。
— とりかご (@medi_cage) 2021年4月11日
だから問題箇所さえ特定できれば、もしくは方針さえ決まれば、やるべきことは自ずと絞り込まれる。あとはやるかやらないかの話。 pic.twitter.com/PCs0Wa8x0r
最強野戦病院で得たメンタリティ
— 救急医 ざわさん (@ryo31527) 2021年4月4日
・救急車は受け入れてから考える
・コンサルされたら速攻で応じる
・患者の割り振りはシステマチックに
・救急隊disなし
・他科disなし
・フィードバックや指導は相手の気持ちを考えて
・仕事終わったら速攻帰る
無駄な時間は極限まで削る。
多職種連携に唯一無二の答えはなく、たくさんの失敗も経験してきました。多職種連携に対する現時点での思考のごく一部を整理してみました。
— Y.MURAYAMA,OTR,MMgt (@otmuracha) 2021年4月18日
なぜ、多職種連携に苦労するのか?|Y.MURAYAMA @otmuracha #note https://t.co/BDFmGmnrwg
「患者のために」という思いと病院経営がリンク!
— Black Cozy Bara (@Black_Cozy_Bara) 2021年4月21日
医師以外が算定可能な指導料や加算を見直そう! https://t.co/Fe23pUJJRF @Inoreaderから
恥ずかしながら知らなかったのですが、
— 病院経営マネジメントbot (@hp_adm_bot) 2021年4月24日
院外処方で処方内容が査定された場合、処方箋を書いた医療機関側にその薬剤の点数分が削られて入金されているとか。
どういう仕組みなのか...請求から調定までの流れを勉強しないとわからない。。
地域連携
紹介状に対する返書の質の管理って必要なんですか?
— うだつのあがらない医療事務員 (@kkk160111) 2021年4月27日
そんな感じの話が流れてきてて、こんな情報を入れてくれるとまた紹介しようかなって気になるということはあるんでしょうか?
ローカルルールがありそうで知らずに地雷を踏んだらイヤだなぁとも思います。
入院相談と退院調整については全案件を毎日確認している。意外とつまらない事でつまずいてることも少なくない。
— 石坂 真一郎 (@s_ishizaka) 2021年4月1日
数年前はセクショナリズムが蔓延していたので、こういう情報を本部に見せることさえ抵抗されていた。
患者目線で対応しているか常にモニタリング、そして現場の悩みを直ぐに解決させます。
私が医療広報で重要視しているのはファンベースです。病院やクリニックはファン増加(定着)が集患にとても強く結びつき、患者さんの長期的な利用による安定的な収益が構築できる可能性があると考えます。病院や職員のファンになってもらうために情報発信や、ブランディングは欠かせません。
— おやじ病院広報(医療にこそ広報を!) (@Hospital_PR) 2021年4月3日
ここ数日のマイブームは、転院時の退院時処方の問題。
— 病院経営マネジメントbot (@hp_adm_bot) 2021年4月16日
転院を受け入れてもらう代わりに、相手方の望むだけ(最大1週間分)の処方を出している。
お願いして受け入れてもらっているので、あまりつよく出られない急性期病院。
でも、本来なら受入先の病院で即日処方してほしいし、できるはず。
居宅ケアマネからの入所相談で「退院が間近で困っている」と伺う。MSWから「担当ケアマネだから退院先を探してほしい」と言われたと。いや、違うでしょ。入院したらケアマネの報酬発生がないのに探せとは何事?ボランティアでしろと?連携加算もらってる病院側が探すのが当たり前。これはMSWの怠慢。
— TAKAHIRO@社会福祉士 (@ta_hi_ro_30) 2021年4月17日
組織マネジメント
病院の経営改善をすすめていくと、改善されず残るのは大抵当該部署長のマネジメント能力の不足、または病院の方針に沿う気がない場合。
— K Mat (@KMat74562541) 2021年4月29日
本来どうするか考えるべき、事務部門のライン職自体が該当している場合も珍しくない。
マネジメント教育の必要性は提言しても、流石に改善の責任は負えないっす。
第一回ワクチン接種が院内スタッフ全員終った。現時点で、体調不良者はなし。
— 加納 一樹@病院の人事 (@kanokun6) 2021年4月30日
二回目は更に副反応が強いらしいので、次の日休んでも現場がパンクしないように、休みの前日に皆打てるようにスケジュールを調整しました。
頑張って調整しても、休日を潰す気かと怒られる報われない作業です
誰か褒めて
「首都圏の著名な大企業で経営企画やってました」みたいなピカピカの人材、地方では引く手数多と思われるかもしれないが、機能分化が徹底されてる大企業と、全員で多能工で回してる中小企業では求められるコアコンピタンスが全然違うので、意外とマッチングがうまくいかないことが多い。
— tefujita (@tefujita) 2021年4月20日
思うに、弊社は幹部が細かいことをやりすぎるんじゃないかと。一兵卒には通常業務に集中して欲しい、という気持ちから出てきてる面もあるのだろうが、非定型業務をミドルがやらないことでかえって組織を弱くしている気がする。
— tefujita (@tefujita) 2021年4月8日
医療機関のマネジメントでは、一つのことを大成させることは重要だが、三つ四つのことを小成させることも重要
— ハイエイシュ (@haieishu) 2021年4月16日
医療機関の多くの管理職はマルチタスクである
多くの場合、ホームランを狙うよりもまずは塁に出ることに価値があるときの方が多い
振りぬくよりも”当てにいく”マネジメントを身に着けたい
病院運営が抱える問題
医療機関がこの一年何してたって批判する人には、人件費率50%前後、利益率2%前後、営利事業を禁じられ、有資格者がその辺には転がっていない状態で、来るか来ないかわからないコロナ用に、医療機関がベッドや人員を無制限に確保し続けるするためにどうすれば良いのか、是非教えて欲しいと思う。
— K Mat (@KMat74562541) 2021年4月30日
そりゃね、国民皆保険、フリーアクセス、高額療養制度、救急車無料を海外のようにやめれば日本だって外来や病床に余裕は出ますよ?そのぶんの代償がありますけどね
— EARLのコロナツイート (@EARL_COVID19_tw) 2021年4月4日
対人サービス業でありながら職場内の人間関係が劣悪というのは考えもの。
— shisariya@病院事務×医療専門コーチ (@ru_ba_go) 2021年4月8日
例えて言うならパーソナルトレーナーが自身は肥満で食生活の管理ができていないようなもの。
医療業界もサービス業。
職場内の人間関係で退職する人が多い印象を受ける。
だからこそまずは内部環境改善、そしてまずは自分。
病院事務の働き方のヒント
これまで一緒に仕事をした事務系職員は「他の職種を働きやすくするお手伝いさん」ではなく、病院内外の状況を俯瞰しながら、経営と医療の質・効率をバランスよく改善するプロジェクトを回す能力が高い自立した集団のメンバーでした。 https://t.co/RxlDEbXXgU
— 🥦Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣 (@SakamotoFumie) 2021年4月16日
みなさん、会議にPC持っていって議事録をクラウド上で書きながら、みんなで確認しながら議論してますか?
— Takahiro_Inukai@医療経営を考える人 (@Takahiro_Inukai) 2021年4月25日
県外の外資系企業に派遣社員として働いてる妹が
「これ出来ない企業では働けないかなぁ。効率悪すぎて自暴自棄なると思う」
って言ってました。
派遣さんでも効率を考えてるんですね。
クライアント先の医療機関で隙間時間に院内を歩き回っている(許可を得て)
— ハイエイシュ (@haieishu) 2021年4月24日
職員の動きや表情、物品の配置状況、患者の滞留具合、院内広報誌の配置状況等、貴重な情報が満載
良い病院は万事に良い
肌感覚を鋭敏にするのは経営に関わる者の務めと考えたい
ベッドコントロール会議で事務方はコロナ関連で疲弊した医療者の不安・不満を聴く時間にもなっている。聴くことでガス抜きになるなら、それはそれで大切な時間となっている。
— Alphabet@病院・法人経営企画室 (@Q7eOrvVezwREwZo) 2021年4月13日
医療×IT
面白かったもの。
— 循環器内科くじみつ (@EinekleineNach) 2021年4月4日
・住友生命のvitality
生活習慣改善で特典(スタバのコーヒーなど)貰える生命保険。Applewatchとも連携。
・asken
食生活改善アプリ。食事や運動の入力が少し面倒。習慣化できたら強い👏
デジタルヘルストレンド2021 pic.twitter.com/k28VKwpxVQ
救急医療における病院間転送支援プラットフォームの必要性改めて痛感
— 救急医:園生智弘@TXP (@txpsonoo) 2021年4月8日
救急隊と病院のリソースマッチング
病院間のリソースマッチング
本質は同じ
自分の端末で動画を見る時代。病院のテレビカード文化(テレビへの課金)が弱くなり、テレビカード分の課金が浮いちゃう。そんな中Wi-Fiに上手に課金できるサービスないのかなと思ったら、あった。これは便利https://t.co/iVUhdDRCqJ
— さわゆう🌻 (@sawa_yooou) 2021年4月15日
医療向け音声認識AIで有名なNuanceがMicrosoftチームに!
— Naoto Usuyama 臼山直人 (@naotous) 2021年4月12日
Nuanceの音声認識はアメリカだと既に77%の病院で活用されてる
- 放射線科医 75%
- 全医師 55%
それにしても買収額大きくて、Satya のヘルスケア分野への本気度合いが伺える...
- Nuance $20B
- GitHub $7.5B
- LinkedIn $26B https://t.co/tIOh08s4T4
倉敷中央病院がDXでポータブルエコーなどの医療機器の使用状況を可視化・分析して、保有台数を最適化したり、救急外来での算定漏れをチェックしたりして年間4300万円の改善に繋がったらしい。こりゃ面白い。
— 難波津の蟹 (@RideRead) 2021年4月15日
岡山県の総合病院がDXで4300万円削減 https://t.co/P5AGKB7WAc より
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4月はいろいろとバタバタしており、自分自身もTwitterやブログでの発信ができず…やはり良いインプットのためにはアウトプットを心掛けなければいけないなぁと改めて思ったので、今後また情報発信を再開していきたいと思います。
新年度になりましたが、引き続きよろしくお願いします!