2025年8月後半に面白かった病院経営ポストまとめ記事です!
今回は新たに、「経営の黒字化を目指して」というトピックを作ってまとめてみました。
また、マネジメント系のポストでは、明日からの行動をポジティブに後押ししてくれるような内容も多くあり、取り上げさせていただいています。是非ご一読ください!

病院経営のヒント
病院経営のマジックナンバーに1床あたり年間1,000万円(1日30,000円x365日)があり、これは覚えておくと便利。異論もあると思いますが、これくらい単純化した方が思考の引き出しとしては使い易いです。病棟別で知りたい方は下記を参考としてください。
— 荒木 庸輔|Community Hospital (@yosuke_araki) 2025年8月21日
地域包括ケア病棟:年額1,200万円(35,000円)…
自分の働く病院・病棟の入院基本料区分を
— Dr中々|病院再建奮闘医(元外科医) (@DrNakanaka) 2025年8月21日
どれだけの医師や看護師が理解しているだろうか
病床機能区分(急性期・回復期)は分かっていても
入院単価や在院日数、稼働率の損益分岐点など
すべての医師と幹部職員は知っておくべきだと思う
「おれは金のために医療をしてない」…
市内の主だった民間病院の事務長級を集めての懇親会は無事に終了。
— べりー (@berryrosso) 2025年8月29日
『医療資源の乏しい地方都市だからこそ、どこの病院も欠けることがないよう協力しながら経営しなくてはいけない』という共通認識をお持ちの方々ばかりで、とても有意義な時間でした。
まずは顔が繋がったことで一歩前進。
機能分化を核とした医療提供体制確保と、個別の医療機関の永続性。この2つを両立させるには地域毎の具体的なゴールイメージ設定と共有がスタートライン。
— べりー (@berryrosso) 2025年8月17日
制約理論的には医師別の強いインセンティブ(新入院患者数比例賞与とか)って個別最適化として否定されそうだけど、どうなのかな?🤔
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年8月27日
みんながしたくないこと(当直とか救急車受入とか訪問)に多めに手当付けて、賞与は利益×病床稼働率ベースでばら撒き+人事評価で定額とかのほうが良いのか?🤔
利用率・稼働率はどこの病院でも毎日見てると思うけど、二次医療圏単位での率をちゃんと県は把握するべき。この医療圏には1000床の病床があって平均80%前後しか埋まってないなら病床過剰、平均90%前後なら病床充足。将来推計人口で過剰・不足を判断じゃなく今どうなってるかも構想会議で議論して欲しい
— sakudore (@HIM_dressing) 2025年8月22日
現在(2024年度)とコロナ前(2018年度)の比較がありますね。
— K.Yamazawa_病院経営と事業推進に取組む (@Ykouki9301) 2025年8月22日
◯収益は21%増加
◯費用は26%増加
・人件費は16%増
・医薬品費は45%増
・医薬材料費は34%増
・水道光熱費は39%増
自努力も必要とはいえ、働き方改革への対応に集中したいタイミングに、インフレがぶつかって多重事故になっています。 https://t.co/lmBA3UqYnL
最近、病院経営にはあまりそそられない
— ぱろすけ (@parosuke1976) 2025年8月28日
「同業には」が適当な表現か
同じ業界から学び合うのは大事
でも、他業種は遥か先なのよ…
医療界がだいぶ取り残されてる印象
やっぱり、ヒントはなるべく遠くから
経営の黒字化を目指して
“消えゆく病院”を目の当たりにしたことは、コンサルとして得た貴重な教訓だ。厳しい状況と分かりながらも、なんとか救いたいと渾身の改善プランを提案したが、彼らは受け入れなかった。そして3年後、病院は倒産──あの時の空気や取り巻く人々の記憶は今も鮮明に残る。判断を誤れば病院は簡単に消える
— 荒木 庸輔|Community Hospital (@yosuke_araki) 2025年8月28日
まあ、ぶっちゃけ150床くらいまでならフル地ケアが最強なんですよね……現環境ではちょっと赤字になるイメージがつかない程度には😇
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年8月20日
ちな、公立病院なら時間外平均10時間以下&有給消化8割(ホワイト)の条件でも黒字余裕です😇
中小病院のみなさん、すぐに『フル地ケア教』へ入信しましょう☝️
築年数の重みは、歴史と責任の証
— カイゴの小虎 (@hDHWI9WSBO90040) 2025年8月28日
当方とても古い…歴史のある介護施設のため、最近は設備の老朽化が進んでいます。
・非常用発電機の故障 100万
・業務用エアコン修理 20万
どちらも「命を守る設備」
迷う余地なく即決しましたが、正直…出費は痛いです。
黒字を出すことの難しさ、身に染みます。
「データを分析した結果からこうですから、こうした方がいいです」と表層的なことを言って業務終了の仕事は楽かもしれないけど、それを今の経営状況のお客さんは求めているのだろうか。
— 元病院事務員 (@sintou_renkei) 2025年8月28日
こういう仕事してるから嘘つきと言われたり、悪者にされるのではないかと感じる今日この頃。
現場のカイゼン
病院建替えの際は、職員動線を最優先にって言って無視されてるけど、今月の月刊保険診療のゼロ動線病棟を見て、こういうことよと膝を打つなど。
— K Mat (@KMat74562541) 2025年8月19日
見学者との対話は、自分たちの現在地を確かめる貴重な機会だった。当たり前になっている意思決定の速さやリスクを受け入れる覚悟、経営層の信頼関係も、言葉にしてフィードバックをもらうことで改めて自分たちの強みだと自覚できる。見学者との対話は自分たちの今を知り、歩みを前に進める原動力になる
— 荒木 庸輔|Community Hospital (@yosuke_araki) 2025年8月23日
現場スタッフ的には外来化学療法室の拡張ニーズは高いけど、ベッドスケジュール見るとそこまで詰まってないんですよね。化学療法の所要時間は個別性が高くて日毎の変動が大きく、ベッド稼働の均てん化が難しいんだろうなと。(続)
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年8月23日
管理部門のフリーアドレス化面白いなと思って読み進めてたら診療情報管理部門は除外されてて草。
— 診療情報管理士のノブ(フェイク) (@HIMnobu) 2025年8月19日
古い紙カルテでもあるのかな?
医療維新 | https://t.co/2WH9i2EFcv https://t.co/aejmec4MxW pic.twitter.com/ST88MarlDA
やるべきことはシンプルにしました。
— 医事ラボ (@iji_lab) 2025年8月24日
・居場所を確保
・小さな成功体験を積ませる
・相談できる環境作り
・優先順位を明示
・承認やフィードバックを欠かさない
小学生のフォローと大差ないです。だけど馬鹿にできる話でもなく「小学校的なマネジメント」こそが職場を支えている現実なんですよね。
「患者から選ばれる病院になる」
— 鶴喰伸吾|病院事務長×キャリアコンサルタント×国際薬膳師 (@ru_ba_go) 2025年8月15日
「地域に根ざした病院になる」
などビジョンが大きいのは良いけれど、
「患者から選ばれる前に、職員から選ばれる病院か?」
「地域に根ざす前に、職員間の連携が院内に根づいているか?」
外ばかりを見過ぎるのも考えもの。
内側を整えてこそ外側の効果は大#医療事務
ソーシャルワーカーの「センスが良い」は「適切なタイミングで選択肢を提供できる」に尽きる。
— Kei@社会福祉士 (@kei5850) 2025年8月28日
でもこれって、「気配り」とか「洞察力」とか「想像力」でも補えるから、結局ソーシャルワークって人間力が大切なのかも。
最近コンサルと話し始めて、課長や師長に何度説明しても伝わらなった話が全て同意され自己肯定感が上がった…
— 田中 (@2357yu) 2025年8月20日
出てくる課題や数字は全部知ってることなのに、それをやろうとするパワーが違うわ…
部長付という役職だからできるんだろって言い訳はせず、ポジティブに頑張ってみるか!
学会の思い出。
— 診療情報管理士のノブ(フェイク) (@HIMnobu) 2025年8月30日
終わった後に声かけられて「この演題が聞きたくて参加したんです」と声かけてくれた人がいたこと。
テーマの選択には悩んだけど、聞きたいと思ってくれる人が1人でもいるならやる価値はあるかもしれない。
DX/IT化の推進
ID-LINKとか他の地域連携のシステム使って思うけど
— ささがさん (@sasaga012) 2025年8月31日
「使う側の運用と習慣」
これが大事だと思うのよね。
どんなに情報があっても、便利だと言われても
使わない人は使わない。
便利だとかでは人は動かないと思っていて
情報を半ば強制的に使わせるというのが
今後考えていかないといけない点かな。 https://t.co/CiYCve9oJw
上司と医療DXについてちょっと話したんだけどさ、急性期である当院が多少腹切ってでもDX進めないと連携先の病院も導入が進まないのでは?と。
— しゅん@幸せ希望 (@my_kirakira) 2025年8月19日
それこそファーストペンギンで飛び込まないと、、、
議事録作成にNotebook LM使ってる事例発表
— ふじいまさし(藤井将志)@医療経営&まちづくり→なんでもチャレンジ (@fmasashi) 2025年8月27日
毎週苦痛だった火曜日が、仕事に行くのが楽しい気持ちになった!みたい
AI使う凄さって、そこですよね
面倒なことが任せられる
しかも怒られない😅 pic.twitter.com/PO21mv5GIY
ベンダーサイドの気持ち
— COYOTE (@coyote_medev) 2025年8月22日
医療情報システム更改で、院内の政治に巻き込まれる、こちらの身を考えて
院内で足の引っ張り合い。。
○○さんに操作説明をしても、結局別の△△さんが実務を行うとか非効率すぎる
不都合を知ってて黙ってる。。
一枚岩で更改に臨んで欲しい
政治が絡む病院はやりにくい
DX支援で一番効果あるのは便利なシステムを使うとかじゃなく「業務フロー図を一緒につくってあげます」なんじゃないかと思ってる
— 桺本 頌大 | Shodai Yanagimoto (@shodaiiiiii) 2025年8月24日
久々に投稿。AI博覧会に行ってきました。
— 堀江惇@病院畑の公務員 (@hospital_prman) 2025年8月28日
医療や行政って時間削減するだけでROI出せる特殊な世界だから、生成AI活用と相性良いよねっていう、荒い、かつ、おっしゃる通りなロジックが個人的にツボに入ってしまい、積極的に言い回していこうと思った1日でした。
マネジメント・組織づくり
今日は事務長たちに中医協の動きについて説明。
— べりー (@berryrosso) 2025年8月26日
凡そ医療政策や診療報酬に関心のない方々に、先の中間とりまとめの各項目について要点を抜粋し「院内で確定的に検討すべきこと」と「中医協の今後の推移を注視すべき部分」の2軸構成で。
頑張って圧縮しても第1弾は療養病床まで。まだ先は長い…
管理職になって5ヶ月、対話が大切だということを痛感している。
— 病院某課の事務マン (@renkeiman_who) 2025年8月25日
自分の中で進め方が決まってることでも敢えてキーマンと1on1で話しておくとその後のスムーズさが違う。
相手は自分の意見が反映された気持ちになるし良い意見を出してくれればブラッシュアップされ好循環。
大事なので何度も言います
— 加納 一樹@病院の人事 (@kanokun6) 2025年8月19日
組織は「頑張ってない人」が多いのではなく、「頑張り方を間違えている人」が多い
マネジメントに失敗する人は、これを“意識が低い”と決めつけて無理やりモチベーションを上げようとしてしまう
そうではなく、視点を変えていくこと
それこそがマネジメントの役割だと思う
労働力が余っていた時代は1人あたりのパフォーマンス高い方が重用されたかもしれませんが、生産年齢人口が減っていくと定数維持する方が優先順位が高くなるので、こういう人は個人の能力が多少高かったところで免責されなくなります。https://t.co/eSAKeZrHIj
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年8月25日
中堅層集めての研修やってるけど、結局は実行力がひたすら問われるだけなんだよな。それっぽいことを熱く語るのはいいが、日々の仕事の無駄を削って余剰時間を作り、課題だと思うことをひとつずつでも周りを巻き込みながら解決していく。それしか仕事はないんだよ。
— もりもと (@mori_moc) 2025年8月28日
おたがいさま。助け合い。協力。貸をつくる。
— Y.MURAYAMA,OT,MMgt (@otmuracha) 2025年8月22日
表現はさまざまだけど、これができないマネジャーがいると、その部下にしわ寄せが来る。
マネジャーは仕事に線を引いて部下を守っているつもりでも、集団の中においては部下がその不利益を被ることもある。
ナースの指導に定評のある看護部長が「褒めるか注意するかで主語を使い分ける」と言ってて、例えば褒めるときは「〇〇さんのおかげで本当に助かった、ありがとう」と個人を主語に。注意するときは「このレポートだけど誤字があるから修正してね」と普通名詞を主語にする。指導の奥深さに感動した。
— こう@脳と神経の専門医 (@FPkinmui) 2025年8月28日
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いかがでしたでしょうか?
明日から9月に入り、今年度も前半戦が終わろうとしています。来年の診療報酬改定の議論が具体化してきたり、日々新たな話題は尽きませんが、Xやこのブログを通じて自分もそこに追い付きながら情報発信が出来ればと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします