2025年6月前半に面白かった病院経営ポストまとめ記事です!
いつものトピックに加えて、医療関連政策の動向やNHKで放送された医療現場の特集番組、Xで突如盛り上がった病院コンサルの在り方など、タイムリーなネタも多く盛り込みました。(半月分なのにかなり盛り盛りです…笑)
6月前半のトレンドが分かる内容となっていると思いますので、是非ご一読ください!
病院経営のヒント
DX をやろうとすると
— kojiomakoto (@kojiomakoto) 2025年6月5日
D 以前の問題の X が起こり得る。
ということを学んだ 今日。
もはや今までやってきた医療を
— Dr中々|病院再建奮闘医(元外科医) (@DrNakanaka) 2025年6月3日
ただ漫然と続けているだけでは
病院は存続していけないと思う
自院の限られたリソースと地域の医療需要に則した診療をどれだけ効率的に提供できるか
持続可能な病院運営を行うために
病院側の理念・理想と現実的な施策を
上手に織り込んで初めて可能となる…
某都内の300床前後の急性期と500床規模の急性期。歩いて距離はわずか1分。お互いの脳外科の医師の数は5〜6名ずつ。これがもし二つを合わせて一つの病院になったら800床規模の病院で医師計10名前後。当直もコールも夜間対応も手術もこれなら凄く効率的で安全。これを統廃合しないのはなぜ?#急性期過多
— Koichi_Tero | HMW(平成医療福祉グループ) (@kakkoiiyowamusi) 2025年6月3日
病院の統合は、急性期+急性期=急性期か急性期+急性期=急性期+回復期が多い。
— K Mat (@KMat74562541) 2025年6月6日
ただ、本来は急性期+急性期+回復期=急性期+包括期(サブアキュート+ポストアキュート)って、機能とベッド数で分けて考えなきゃダメだと思うんだよね。
簡単に言うと、真ん中の急性期の二分割なんだけども。
少なくとも現下の制度で、一定程度ベッドが埋まってもなお赤字の超急性期病院が自助努力で経営改善するのはなかなか難しいと思う。ケースミックス変えてバリューチェーンを見直していくしかないのでは。そうでなければあとは救急のために補助金を投入しまくるしかない。
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年6月2日
満床というのはゴムが伸び切った状態
— ぱろすけ (@parosuke1976) 2025年6月2日
医師はまだ大丈夫
現場の看護師がもたない
9割前後の稼働率で経営が回らないと厳しい
肌感覚的に
診療報酬アップはそこそこ淘汰されてから
病院生き残りのガマン比べ
大病院の経営に関して思うこと。
— TXP CEO 救急医:園生智弘 (@txpsonoo) 2025年6月8日
日本では大病院経営は、臨床医出身のドクター、経営の経験をほとんど積まずに院長となって飛び込む。
飛び込んだ先に任されるのは、100億円規模の売り上げを生む、1000人規模の巨大な組織な訳だ。…
「救急は儲からない」
— 小林 裕之 Hiroyuki Kobayashi MD, PhD, MBA (@neko809104) 2025年6月7日
医療界では半ば常識です。なぜか? 答えはシンプルで、コスト構造にあります。24時間365日の人件費、数億円単位の医療機器、そして残念ながら医療費の未収金リスク…。これらは全て、病院の直接的な負担となります。部門単体で見れば、救急は赤字になりやすい。
医療政策の動向
診療報酬をかなり上げる事が出来れば
— ささがさん (@sasaga012) 2025年6月1日
多くの病院は間違いなく復活する。
しかし診療報酬を上げるという事は
全ての医療機関に対して行われてしまう。
国(財務省など)はそこを嫌がる。
医療費も軒並み上がってしまうからだ。
医療費を上げすぎると国が傾くと
ずっと言い続けているからね。
今のVolume-basedからValue-basedな診療報酬制度になると、不必要・不適切な医療を避けるインセンティブが働いて効率化を図りやすくなると思うものの、「質を組織的・系統的に測定して共有する」ことを今までほとんどやっていない医療界にインフラやノウハウやそれが普通のマインドセットがほぼない
— Fumie Sakamoto (@FumieSakamoto) 2025年6月1日
自公維の合意書、不要な病床の削減による医業収益(削減総額)試算はともかく、予算つきそうな箇所は
— K.Yamazawa_病院経営と事業推進に取組む (@Ykouki9301) 2025年6月6日
A 病床削減 4百万/床
B 病棟の機能転換 2千万/病棟
7:1→地メディor地ケア
10:1→地ケア
C 医療機関の業態変更 2千万/病院
在宅療養支援病院or後方支援病院
病床削減と包括期移行ですね。 https://t.co/pijpF0h3uf
“社会保険料負担の軽減で三党が合意”が話題です。
— 診療情報管理士のノブ(フェイク) (@HIMnobu) 2025年6月6日
「過剰な病床11万床の削減(医療費約1兆円の削減)」部分だけ整理してみました。 pic.twitter.com/rwNaRKtuR0
どこまで踏み込めるか。踏み込むのか。
— 羽田真博🍑主に珈琲閣を推しています。 (@yorisoiya) 2025年6月6日
かなー。開業医や薬局、関連業者、そこに紐付く患者にとってはネガに捉えられると思いますが、湿布や痛み止め、美容系処方に過剰に税金を投入し続けることって、そもそも?でもありますし。
【速報】OTC類似薬の保険適用除外、骨太に明記へ…
人事・マネジメント
今後の多くの病院でのキャリアは、
— モモ・グランパ@医療の質を改善中 (@momograndpa) 2025年6月3日
・複数の部署を統括する病院幹部、もしくは幹部候補
・部署全体の責任者
・ウルトラ高度な専門職
・業務のみをマネジメントする専門職
・一般スタッフ
とかなり幅が広くなる
30代のうちに自分が目指すべき場所を見極めていったほうがいい
一般業界のメガベンチャーでは、人事部は花形部署で、エース人材が集まっていた
— 加納 一樹@病院の人事 (@kanokun6) 2025年6月11日
でも医療経営コンサルで全国の病院を回って気づいたのは、「そもそも人事部がない!」という事実
「人事って大事だよね」って、医療介護福祉業界でも思ってもらいたい
それが、自分がこの業界で頑張る原点の一つです
キャリア相談や面談で「上司が仕事をしない」という相談は多い。本当に態度が横柄で仕事をしない上司は除いて、このような相談が多い理由の一つに"相談者自身が上司の仕事が見えていない(把握できていない)"要因も大きいと思う。また、相談者の認識レベルがまだ上司に追い付いていない事も多々あると思…
— 鶴喰伸吾|病院事務長×キャリアコンサルタント×国際薬膳師 (@ru_ba_go) 2025年6月6日
医師事務作業補助者のキャリアパス・キャリアラダーは業界内でもかなり話が出るようになった。
— 病院経営マネジメントbot (@hp_adm_bot) 2025年6月11日
10年選手のようなスタッフは、外来補助も文書作成もデータ登録もひととおり終えて、キャリアが頭打ちになる。
人数が多い手前、全員がリーダーや主任になるわけではない。
ならばスキルを活かせる他の部
ITの活用
PHSの院内スマホ化提案のために情報収集してて見つけたんだけど大阪けいさつ病院の医療DXすごい
— ろく (@rokuochaoishi) 2025年6月2日
Teamsってトランシーバー機能なんてあったのかhttps://t.co/cYigOy5Cc4
とりあえず、決算系終わったら診療報酬とか施設基準の知識が衰えてるのでNotebookLMあたりで『いじかちょーLM』つくるか……
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年6月8日
これ、院内規程詰め込んで『そうむかちょーLM』とかも良いな……
院内スマホに入れたら無駄な質問が減りそうな予感😇
「廃用症候群リハビリテーション料」の算定のためには、面倒な評価表を書いて、その内容をレセプトに添付する必要がある。
— 病院経営マネジメントbot (@hp_adm_bot) 2025年6月7日
書くべき病名や回復見込み期間の情報をRPAでカルテから集めて、適要欄(症状詳記)に貼っていくまで自動化できれば、月当たりかなりの時間が削減できそう。
医師事務作業補助者の業務
— ふじいまさし(藤井将志)@医療経営&まちづくり→なんでもチャレンジ (@fmasashi) 2025年6月7日
多くを生成AI化、RPA化できる
人数の縛りの意味がなくなると思うけど。。
場所はリモートでもいいんだっけ?? pic.twitter.com/mVFLvyWita
医療連携
都心だと近隣病院から「紹介してください」って言う部長クラスの営業が来るんだけど、正直どこまで売上のこと考えているのか不明。申し訳ないけど、上から行けと言われて来ているだけだと思う。…
— Soul-in@焼肉専門医 (@ngyx202) 2025年6月5日
ソーシャルワーカーのミスは「やらなかったこと」から生まれる。
— Kei@社会福祉士 (@kei5850) 2025年6月3日
①たった一本の連絡調整
②対面での面接は時間がかかるから電話で済まそう
③ケース進捗の現在地共有
「後でやればいいや」のマインドがミスを誘発する。
NHKスペシャルの反響
TLが地獄(現実)だとザワザワしてるのでNHK+で見た。昨日の神戸中央市民病院は都市部高度救急病院の苦悩だったけど、日本全体としてはこの済生会江津総合病院型の地方急性期病院クラッシュが先に顕在化するかもなあ。江津育ちの32歳の医局長、しんどすぎるポジションだ…https://t.co/148OqdFsB7 https://t.co/IJyinxWUZq
— レ点🧬💉💊 (@m0370) 2025年6月1日
結局、神戸中央市民病院も済生会江津総合病院も今日のも、つまるところ今の70〜80代団塊の世代にも痛みを担ってもらわないと解決しようがないけど、3日とも取り上げられていたのは今まで通りの当たり前の医療を受けたいとか近隣の病院が救急をやめると困るという声ばっかりだもんなぁ。ダメだこりゃ
— レ点🧬💉💊 (@m0370) 2025年6月2日
神戸の中央市民病院のETV特集の件、解決策はないのかとモヤモヤと考えていた。教科書的には①西神戸医療センターと西市民病院の救急・外科部門を統合して人材集約、超高回転のスーパーホスピタル化、②回リハ・地ケアの後方病床機能のサブアキュート・ポストアキュート病院を開設して収益改善とか。
— 藤田哲朗@富山の医療経営士・中小企業診断士 (@tetsurofujita) 2025年6月2日
完全に地獄(現実)の内容
— 病院のおじかちょー (@rinsakamo) 2025年6月1日
ただ、最後の「模索は始まったばかりです」はちょっと……与えられた10年をどう使ってきたかの結果が『今』出てきてるんで、そこだけは違うなと。
まあでも、『都会の断らない病院』も地獄ですし、『田舎の急性期病院』も地獄ですし……厚労省も解決不能だしでもう😭 https://t.co/ahQOTZMAAP
病院経営コンサルの在り方
経営コンサル入れてどうにかなる訳ないだろという意見が多いが、そもそも経営のできる事務職は希少人材。何か変えるなら外部に頼らざるを得ないのでは。
— 診療情報管理士のノブ(フェイク) (@HIMnobu) 2025年6月12日
人件費削減を提案 赤字のはまゆう病院に、和歌山県白浜町 紀伊民報AGARA|和歌山県のニュースサイト #紀伊民報 #AGARA https://t.co/wpBppXo70l
コンサルに依頼しなくても自院で同じことが出来れば依頼することはないのですが、それが出来る職員さんがいる病院は非常に数が少ないですし、「誰が何を言うか」で内容をまともに見ようともしない責任者もいる中で、自院で改善するには限界があると思います。 https://t.co/n12K3YS1fY
— 病院事務員 (@sintou_renkei) 2025年6月13日
病院コンサルの話が少し盛り上がってる。
— ささがさん (@sasaga012) 2025年6月13日
考え方に関して整理したいと思う。
出てくる層が「経営層」「現場層」「コンサル」
という風に分かれている。
経営層が求めるものは何なのか
現場層が求めるものは何なのかなど
色々とあると思っている。
病院経営のコンサルが話題ですね。世間の反応や印象を知る機会は、X様様でありがたい限りです。
— K.Yamazawa_病院経営と事業推進に取組む (@Ykouki9301) 2025年6月12日
病院経営が大変
↓
院内では期待感がない
↓
コンサルを雇う
↓
使えん、信用ならん https://t.co/XufkrDz1Jd
無名系の医療系コンサルはマジで辞めた方がいいです。我々が病院を再生するとき支援先には大体コンサルが入ってます。大手のきっちりと数字を出して課題を出してくれるところはいい。…
— 中田賢一郎/医師x僧侶x経営者/病院再生 (@n_kata) 2025年6月12日
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いかがでしたでしょうか?
暑い季節になってきましたが、体調には気を付けつつ、6月後半を過ごしていきたいと思います!